マスコミ批評

April 13, 2011

放射線障害のメカニズムは老化と同じ

20110413_redundancyこういう状況下でさえ、目新しい情報で大衆の度肝を抜きたい“マスコミ根性”には、さすがに“文句を言えども追いつかない”レベルになっているのだが、、、、いや、マスコミはこういう時だからこそ、大衆が右往左往する事態を作り出し、我こそが・・・・ってやりたい“人種”なのかもしれない。

もっとも、そんな下衆なマスコミにコロコロと騙される方も、ワルイっちゃ~ワルイんだけどね・・・・。

ころころと騙される理由は、リスクアセスメントがまるっきり出来ていない事によるんだと思う。生きて行くことに対する“リスク”は、往々にして“雰囲気”に流されやすい民族なのも、その一員なのだろう。

テキーラをがぶ飲みしつつ煙草をプカプカさせながら「放射能、コワイよぉ」とか、「風俗なんて、みんなで行けば怖くない」みたいな・・・・。交通事故による死に対しては、ほとんど“思考停止”してるし、“薬”が基本的には“毒”であることを知ってるんだかどうだか。。。。

マスコミが本気で、放射線障害に対するパニックを抑えたいなら、「放射線障害のメカニズムメカニズムは老化と同じ」って言えば済むんじゃない??日常的な出来事にしちゃえば、パニックになんてならないよ!この点、日本人は簡単なのに。。。


さて、まともな人が、冷静に放射線障害を調べていくと、誰でも一つの論文にたどり着く。1954年にサイエンス誌に掲載された「酸素とX線--共通の毒性機構」だ。タイトルを見ただけで、内容がわかる大変優れた論文だ。

著者の二人、レベッカ・ガーシュマンとダニエル・ギルバートは、アメリカ合衆国のマンハッタン計画の一環で、放射線の生物に対する影響を研究する中核大学であったニューヨーク州のロチェスター大学にて研究に従事していた。そこで二人は、酸素中毒においても放射線障害においても、致死的な損傷を引き起こす原因物質は酸素フリー・ラジカルであるという理論を打ち立てた。

そして、1950年代以降、放射線障害と酸素中毒のメカニズムは殆んど同じであることが確定されている。


タイトルの放射線障害と老化を結びつけたのは、どこかの本物の研究者が言っているわけではなく、私、マリンパ(放射線科学のシロウト)の推測なのだが、しかし、推測とは言っても、本物達が断言してないのは、単に、タブーと倫理的な障害によるものなのだが。。。(と思う)。

少量の放射線を浴びること、すなわち、短期的には“致死的では無い放射線暴露”は、毎日毎日、呼吸して生きているのと同じことなのだ。


フリー・ラジカル、、、活性酸素種、、、スーパーオキシド・ラジカル、、、呼び名はいろいろあれど、サプリメント業界が自社の製品を売りつけるための方便に登場するこれらの物質は、老化の原因としては“本物”であることは間違いない。

ただ、サプリメントが“効かない”だけなのだ。(アンチエイジングにはならない)

効かないのは、これらの物質(フリー・ラジカルなど)は、生体にとっての“危険のシグナル”として利用されているからなのだが、、、、それらの“情報”がある時は、生体は、対処するために“様々な遺伝子発現のスイッチを入れる”事になる。これらのサプリメント(抗酸化物質)は情報を遮断してしまう結果、遺伝子発現スイッチが入ることも止めてしまう。すなわちプラスとマイナスの効果で“相殺される”って、単純に思えばいい。。。。注1


余談だけど、私が思うに、生体のリスクマネジメント(自然治癒力)ってのは、どれもこれも、一旦、過剰に発動し、徐々に減らしている方法を取っている事から、、“危険のシグナル”を遮断しちゃうことが、返って“マイナスの効果”を惹起しちゃう原因になっているのではないか、、、と思っている。(飲みすぎで、死んじゃったりとかね!βカロチンの発ガン抑制作用なんて、結果はバラバラでしょ!)

過剰の反応をわかりやすく喩えれば、電車がホームに入るときに、かならず、一旦、オーバー・ランし、バックして停止位置につける・・・みたいなもの。大きな傷を負ったとき、その治癒の過程で、皮膚は、一旦、盛り上がり、やがて収まっていく事(余分な細胞がアポトーシスを起こしていく)を経験した人も多いはずだ。あれと同じ。生体は、必ずやっている。オーバーにね。過剰、余分、冗長、、、などが、生体のロバスト性を担保しているのだ。この制御がみだれたのが“ケロイド”なのだが、生じるヒトは、そういう体質を持っているってことなのだろう。

例えば、抗がん剤などは、イマチニブみたいな一部のものを除いて、みな、このような弊害を持っているともいえる。自然治癒力(免疫力)を落とすわけだからね。プラスとマイナスの相殺状態で、延命は可能だけど、、、悪く言えば、治癒することは無い・・・・・みたいな。飲まなきゃ、自然治癒もありえる。。。。ワケで。。


閑話休題。

放射線障害と老化を結び付けるには、放射線がフリー・ラジカルを生成することを説明せにゃいけない。

ということで、、、、。

放射線の発見者である、アンリ・ベクレルは、キュリー夫妻と友達で、父親から蛍光を発する鉱物のコレクションを譲り受けていた。この蛍光だと思っていたものが、実は、放射線だったわけだが、、、、蛍光は簡単に言うと光を吸収し、徐々に放出する性質のことなので、天気が悪いと、蛍光は弱くなる。天気が悪いときに、乾板に像が焼き付けられていたことから、発見に至り、マリー・キュリーがこの性質を“放射能”と名づけた。。。(最近、テレビや新聞を賑わしている単位、ベクレルはこの人に因む。でも“壊変毎秒”の方がわかりやすいと思う)

と、歴史の勉強はさておき、、、

放射線がフリー・ラジカルを生成するのを理解するには、酸素と水を結びつける一連の反応が大切だ。放射線の致死効果も酸素の致死効果もこの反応の過程での中間産物になるものであり、これは、双方向から作られる。

H2O ⇔ ・OH ⇔ H2O2 ⇔ O2・- ⇔ O2 (大雑把です)

右方向では電子(e-)が失われ、左方向では電子(e-)が付加される。

放射線が水を分解することを発見したのはベクレルだ。

マリー・キュリーがピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)から分離したラジウムを使って、実験を開始したのだ。1890年代後半、ベクレルは既知の放射線を“貫通力”で分類した。1枚の紙で止められるものはα線(ヘリウムの原子核)、1mm の厚さの金属で止められるものをβ線(高速の電子)、1cm の金属を貫通するものをγ線(X線類似の電磁波)と。

全てのタイプの放射線が、原子から電子をたたき出して、これに電荷を付加する。このため、キュリー夫妻はピッチブレンドの周囲の空気に電場を検出できたのであり、現在、放射線の検出に利用されている。

電子の喪失、あるいは獲得は物質に電荷をもたらす。この現象はイオン化、または、“電離”と呼ばれ、そこから“電離放射線”という言葉が生まれた。

この原子から電子をたたき出す力が、化学結合を切断したり、核分裂を起こさせたり、、と、するわけだ。

中学、高校で習う化学反応なら、、、

2H2O → 2H2 + O2

だが、放射線を当てると、、、、

H2O → H+ + e- + ・OH

となる。

この“・OH ”が、非常に過激なヤツなのだ。。。。


先ほど、スカベンジャーを捕捉する物質(抗酸化物質 などなど)を投与しても、意味がない事を書いたが、もうひとつ、意味の無い理由が、この過激な“・OH ”は、反応が、超すばやいってことが挙げられる。

すなわち、ほどほどのサプリメントが有ったからといって、捕捉しきれるものではないってことなのだ。体を埋め尽くすほどの量を摂取すれば、捕捉できるけど、そんなことしたらそれが原因で死ぬよな。 で、さらに、反応は、、、、 H2O2 、O2・- ってのも生成するから、、、、、、、

同じ中間産物は、我々、ヒトが呼吸する酸素からも作られるってのは、冒頭の「酸素とX線--共通の毒性機構」で示されたこと。


大量の放射線を浴びれば、直ぐに死んでしまい、それ以下なら、骨髄やら腸管やら、細胞の入れ替わりが激しいところがやられた後に障害が生じることが、理解できたと思う(毛根がやられて髪の毛もぬける。放射線障害は抗がん剤の副作用とほぼおなじ)。で、、、微量なら、、、老化と同じってことなのだ。

結局、健康診断で浴びるX線でも、全く同様のことが起こっているのだが、、、こちらは、何故か、心配する人は少なくって、飛行機で海外旅行に行っても、同様のことが起こっているのだが、これも、心配する人は、ほぼ、いなくって、、、、、。

原発事故の結果の放射性物質漏れは、非日常だから、過剰に反応する。マスコミがそれを面白がって、煽る。。。。って構図が見えてくる。


じゃ、どうすれば、少しでも放射線の影響から逃れられるのか?

がんになりやすい人もいるし、ならない人もいるって体質を考慮しないのなら、水の反応する確率を減らすために、脂肪を纏えば良い。デブになるってこと。

こういう意味まで考慮すると、厚労省の「ちょっとデブが長生き」なんてのが、生きてくるから、悔しいけど、、、そういうことだ。ただし、確率だから、実際、あなたがどうなるのかは、予測できないけど。

結局、何が良いんだかわかんないけど、急性の症状、亜急性の症状が出るような大量を浴びなければ、善しとするしかなくって、過剰におびえても意味がなく、怯えさせようとしているマスコミから身を守るためには、「直ちに健康被害が出る量でなければ(コレ、枝野官房長官が連発して、マスコミの餌食になっているけど)、放射線の障害は老化と同じなんだ。ちょっと人より多く浴びれば、人より早く老ける」って程度に思っていれば、パニックにはならずに済むんじゃないのでは?

まぁ、早老を歓迎する人なんざぁ、いるわけ、ないんだけど。。。

※私は、高齢者の“がん”は、病気ではなく“老化”だと思ってます。だから、しょうがないって。。。100人中48人が“がん”と診断(これも曲者)される時代に、100人中53人ががんになったとして、、、、。それを防ぐため、治療のために努力を続けている人には、申し訳ないし、頭の下がる思いではありますが・・・・・。


注1)ここで、フリー・ラジカルや過酸化物の毒性から身を守ってくれるために発現される遺伝子は、放射線から身を守ってくれるだけでなく、実は、他のタイプの物理的・化学的・生物学的ストレスなどなど、たとえば、熱、感染、重金属あるいは毒素のようなものから身を守る遺伝子の多くと同じ種類のものでもある。

ヒトでは、放射線によって活性化された遺伝子が、酸素中毒やマラリア、あるいは鉛中毒から身を守ってくれる。交差性の保護効果がもたらされるのは、多数の異なる肉体的ストレスが、みな、共通の損傷を生じる細胞プロセスに集中して作用するからである。このため、すべてのストレスに対して、共通の保護機構が耐性をもたらすのだ。

このことは、何を示すのか?

具体的なことは責任持てないので書けないけど、抗酸化サプリメントなど、飲まないほうが、放射線に強くなるのかもしれない。ある研究によると、ヒトが呼吸することによって1年間にこうむる被害に相当する放射線量を計算したところ、1シーベルトの線量で全身照射されたのと等しいらしい。これは、典型的な胸部X線撮影の1万回分に相当するのだそうだ。。。。

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December 07, 2010

新型インフル重症例、「季節性」の抗体原因

20101207_dilemma2010年12月6日 読売新聞 に、非常に(私にとって)興味深い記事が掲載されていた。

でも、、、、

---なんだコレ?---

ハッキリ言って、なんとなくわかるんだけど、コレじゃ、免疫に詳しくない医療従事者を含めて、一般の人には、まるっきり、なんのことやらチンプンカンプン鳩ポッホだよねぇ・・・・こんな文章で、機序がイメージできたら、スゲェよ!!

っていうか、日本語で、5人くらいの“伝言ゲーム”の後の文章みたいって言ったら、当たらずとも遠からず?のこの文章の、奥歯にものが挟まった様な感じは、、、

専門用語を使えない“ジレンマ”なんだろうなぁ。。。

涙ぐましい努力の結果の文章を、下に引用しておく。

 昨年世界的に流行した新型インフルエンザでは免疫力の強い青壮年層にも重症例や死亡例が出たが、もともと体内に持っていた季節性インフルエンザの抗体による異常な免疫反応が原因であることが、米バンダービルト大学などの研究で明らかになった。

 新型ウイルスによる重症例の効果的治療法の開発につながると期待される。6日、科学誌ネイチャー・メディシン電子版で発表する。

 研究チームは、新型で入院した17-57歳の54人の血液や肺の組織などを詳しく調べた。その結果、過去に季節性に感染した際にできた抗体は、新型ウイルスとも反応することを確認。この抗体は新型ウイルスの感染を防ぐ力はないが、異常な免疫反応を起こし、肺や腎臓にウイルスたんぱく質などを蓄積する結果、重症化することを解明した。

 この現象は季節性ウイルスの感染では起きないが、1957年に発生した「アジアかぜ」で死亡した中年患者の肺で同じ症状が確認され、新型に特有の現象とみられるという。


というわけで、読売の記事を批評(藪にらみ)したまま書き逃げじゃ、なんだか卑怯だから、ネイチャー・メディシン電子版の英文を訳してみました。
Pandemic influenza viruses often cause severe disease in middle-aged adults without preexisting comorbidities.  The mechanism of illness associated with severe disease in this age group is not well understood1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10.  Here we find preexisting serum antibodies that cross-react with, but do not protect against, 2009 H1N1 influenza virus in middle-aged adults.  Nonprotective antibody is associated with immune complex-mediated disease after infection.  We detected high titers of serum antibody of low avidity for H1-2009 antigen, and low-avidity pulmonary immune complexes against the same protein, in severely ill individuals.  Moreover, C4d deposition-a marker of complement activation mediated by immune complexes-was present in lung sections of fatal cases.  Archived lung sections from middle-aged adults with confirmed fatal influenza 1957 H2N2 infection revealed a similar mechanism of illness.  These observations provide a previously unknown biological mechanism for the unusual age distribution of severe cases during influenza pandemics.

マリンパ訳

パンデミックインフルエンザウイルスは、しばしば、合併症の既往のない中年成人に重篤な症状を惹起する。  この年代の人に、このような重篤な症状を引き起こすメカニズムはよくわかってない。  今回、我々は、この中年成人の血清中に、2009 H1N1 influenza と交差反応する既存の抗体を見つけた、、、が、それは、“免疫”を得られるものではなかった。  (そればかりか)この役立たずの抗体は、2009 H1N1 influenza 感染後、免疫複合体として(重篤な)病態を形成するのだ。  我々は、重症化した個々の症例の血清中に、H1-2009 antigen には低親和性で、肺組織に対して低親和性を示す免疫複合体がターゲットとする同じタンパク質に、高い力価を示す抗体を見つけた。  さらに、免疫複合体により補体系が活性化されたことを示す C4d が、死亡した人の肺に集積していたのだ。  1957年の H2N2 インフル感染で亡くなった中年成人の肺組織標本で、同じような発症メカニズムが明らかにされた。  これらの観察結果は、インフルエンザパンデミック時には、世代特有の重症化への未知の生物学的メカニズムの存在を示しているのだ。


って、、、、

あんま、変わんねぇ~か。もっとも、読売新聞社はお金があるから、有料のフルテキストを購入して“意訳”してるんだろ。当たり前だけど。でも、我輩は、お金がないから、無料のサマリー部分だけ・・・。まっ、ディテールが不明なのは、そういうワケで許してちょ。


というわけで、、、、読売新聞の記事に“一言”ってのが、今回のエントリーの趣旨じゃなくって、去年、流行に流行った 2009 H1N1 influenza で、大騒ぎした“毒性”の解説、専門家(マスコミ出演好きな医師を含む)が、的外れな解説に終始していた姿を思い出して、笑ってしまった(苦笑だけど)ので、一筆・・・ってワケ。

いろんな人が、いろんな“持論”を展開できるのが、“免疫学”の良いところ。「アレルギーですね」って言っときゃ、患者だって煙にまける。なんかわかったような気にさせられる。“ストレス”と“トラウマ”と、あと、なんだ?  何かを加えて、曖昧の四天王・・・ってか。

冗談は置いといて、、、去年、誰一人として、テレビやラジオで、この機序を予測した人はいなかったな(っていうか、免疫の専門家でもない人の話は、最初から、私、聞く耳を持ってないので、全ての“説”を“拝聴”したわけじゃないけど)。


ポイントは、昔、罹ったインフルエンザの抗体があるかどうかなんだけど、、、、それがあると、2009 H1N1 influenza と結合して免疫複合体を作る。。事がある。。

要するに、“免疫複合体”ってのが、なんなのか理解出来てれば、話は終わる。知らない人にもわかるように書かなきゃいけないから、伝言ゲームみたいになるんだろう。。。


「高齢者は、昔、罹ってたから、、、」「若者は、免疫がないから、、、、」こんなのが主流だったような気がする。去年の理屈。全く、的外れ、でも、結果オーライ。

でも、全ての病気に通ずるんだよね、《全く、的外れ、でも、結果オーライ》が。

だって、ほんとのところ、わかんないんだもん。これって、副作用発現を予測することが、非常に難しいことからも解ると思う。一般の人は、“大いなる誤解”=“医者なら事前にわかる”をしてるから、副作用が出ると、医者や病院が悪者にされるけど、コレって、とんでもなく、おかしなこと。。。。


って思ってタラ、MT Pro で【THE 判例】を連載している弁護士で医師の田邉氏が、こんな事を書いていた。

 薬剤のアレルギーはよく問題になります。アナフィラキシーや重症薬疹など,副作用基金の給付で解決すればよいのに,患者側はそれでも飽き足らずに,処方した医師が悪いとして医師や医療機関を訴えます。

 薬害問題が盛んに言われていた時代には,製薬会社がターゲットになっていましたが,あらゆる副作用を(あるものないものも含めて)なんでも書きまくった添付文書と,訴訟の際の圧倒的な組織力から,弁護士は製薬会社より医者を攻撃対象にしてきます。患者は大変な目に遭っているのですから,裁判官の目線も他のケース同様医療機関側に厳しくなり,結果的に無理筋のトンデモ判決がまかり通るというわけです。そこにはエビデンスも,医学的知見もなく,文献のつまみ食いと強引な事実認定によるjudge based medicineの世界が待っています。


おおっ、なんだか、スカっと爽やかな気分になる文章ですねぇ。

というわけで、ヤッパ、ここに戻ってきました。マスコミ批判。読売新聞。庶民を喜ばせたい気持ちはわかるけど、医療に関しては、希望的観測な記事は、、、やめてね!

  ↓こんな一文が、最悪なんだよ!!
『新型ウイルスによる重症例の効果的治療法の開発につながると期待される』

こんなのが、『患者側はそれでも飽き足らずに,処方した医師が悪いとして医師や医療機関を訴えます』に繋がるんだよ。

Hoshi_ittetsuインフルエンザウイルスが体内に入った後、生物学的反応は、人それぞれってこと。あたかも重症化する万人に治療法が開発できるみたいな記事は、間違ってる!!

ネイチャー・メディシンの論文でわかったことは、去年、重症化した人の一部の機序が解ったってことで、強毒性の機序は他にもいくつかあるし、結局、「These observations provide a previously unknown biological mechanism for the unusual age distribution of severe cases during influenza pandemics.」なんだから。

過剰に怖がったり、怖がらなかったりしないために。そう、粛々と怖がる為にだっ!

※悩める人に希望の光を・・・・勘違いによる間違った憎しみを惹起。これをジレンマと呼ぶ。

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November 16, 2010

癌患者41団体の声明

20101116_yankee10月15日付け朝日新聞の“ワイドショー”的記事に対して、10月20日に発表された癌患者41団体の声明は、、、、

「臨床試験における有害事象などの報道には、癌患者を含む一般国民の視点を考え、誤解を与えるような不適切な報道ではなく、事実を分かりやすく伝えるよう、冷静な報道を求めます」

であった。

朝日新聞を除く、各紙は、この声明を“そのまま”掲載している。当たりのことだ。しかし、、、朝日は、ここでも、“改ざん”。声明文の中から「誤解を与えるような不適切な報道ではなく」の部分を削除して掲載している。

---不思議っ!---

としか言いようがない。朝日新聞。どうして、こんなバレバレの姑息な手段をとるのだろう?真意がわからない。意味不明。

正義の味方(悪者を作り出し、それを暴く)を気取りたいにしちゃぁ~~~変?

いまどき、朝日新聞だけしか目にしない人なんているとでも思っているのだろうか?

あっ!ネットに接続も出来ず、自説で囲い込んで洗脳した“高齢者”にすがっているの?????でも、それだとしたら、まぁ、わからなくもない。


日本じゃ、高齢者、強いからねぇ。後期高齢者医療制度、名前が良くない、変えろっ!と、どこが問題なのかわからんものを、高齢者を煽って変えさせる・・・・・

・・・ハッ!  うん、とにかく、変えさせたいんだ!その時点で、良くなろうが悪くなろうが知ったこっちゃない。時を経て、結果がよければ、「我々が、あの時、変えた」って。。。。。


・・・・・この必死な姿勢、、、、なんかに似てると思ったら、今の民主党政権だ。論点をすり替え、「どこが問題なの?」って事を、大問題扱いする。そして、『我々は、、、、』って。やるよっ!あの連中、きっと。歴史を振り返るの“好き”だから。(それに交絡因子による結果でも、大衆にはわからないからねっ)
 
 
 
でも、、、、、騙す方は、ほんとに“悪い”のだろうか?いや、私は、朝日新聞を擁護するつもりは、サラサラないのだが、騙されるほうも騙されるほうじゃない?って思いは、日ごろから強いから。


今朝、読売朝刊、今日発売の週刊誌の見出しを見ながら、、、、

---あぁ~、こういうのに釣られるヤツ等が騙されるんだろうなぁ---

って。

一部を見てみると、、、

《「坂の上の雲」から見る平成ニッポン-「明治はよかった」司馬史観再考》
《「坂の上の雲」から見る平成ニッポン(2)-今こそ「歴史の教訓」に学べ》
《「坂の上の雲」に託されたメッセージの読み解き方》(・・・・・・ここまでくると、新興宗教だよね。まぁ、好きなら、かまわないけど、、、、なんか、「坂の上の雲」が慇懃に扱われたみたいでムカツクんだよね。小説としてだけ、面白ければイイだろ?)

だって。

オイオイ、冗談は、ヤメテクレ。


でも、どうして、大衆はこんなのに釣られるのか、考えてみた。

よーするに、これって、健康問題を解決するのに「血液サラサラ」並みに解りやすいってことなのでは?って結論に達した。

人の体だってドロドロしているよりは、サラサラが“良い”みたいな“印象”があって、「ヤッパいいんじゃね」と。だから、世の中の一般の人は、“血液サラサラ”が、より良いことだと思い込むみたいな。

タトエバ、「t(9; 22) によって、c-abl と bcr が融合し、生じた abl-bcr は常にチロシンキナーゼが活性化してる」なんて言ったって、誰も、聞いちゃくれない。でも、、、「明治はよかった」「歴史の教訓に学べ」「坂の上の雲に託されたメッセージの読み解き方」なら、自分にも、解りそう・・・・・。


いっとくけど、医学的に「体に良い」なんてものは、ないっす。正常か異常かだけっす(間はグラデーションだけど)。だから、正常な状態を、もっと、良くするって、ナンセンスっす。。。って解っていれば、血液サラサラで、もっと健康にっ!ってのが、インチキだって解るはず。

人間の体の中では、絶えず、サラサラとドロドロの状態は変化している。サラサラだけの状態が“良い”ワケではない。血管は、“水道管”に喩えられるが、似てるけど、穴が開いてるから“漏れない”為には、ドロドロの状態も利用している。サラサラだけにしちゃったら、何処かで“漏れちゃう”。っていうか、漏れることを利用している臓器もあるし。

20101116_gigakushikan歴史は単なる結果の積み重ね。人間の生の営みの結果だ。そこに、未来を左右する“真理”や“知恵”は存在するわけではない。ある時は“サラサラ”が良い結果をもたらすだろうし、またある時は“ドロドロ”が良い結果をもたらすこともある。この“良い結果”をもたらすのが、“どんな時”なのかを、歴史は示してくれない。

そういう事だ。

歴史上の“その時の状況”で“その対処”が“そのような結果”をもたらした。ただ、それだけ。“その時”の状況が100%、寸分たがわず、現代に再現されれば、同じ結果が得られるだろうケド。アリエナイ。


話は飛ぶが、性交後、射精された精子は、たった一匹だけ卵子と受精できる。この時、3億の精子の一つずつの“性能”を調べて、一番強いのが特定できたとしよう。そう、試験管内で試せば、十中八九、そいつが、受精する。でも、、、

腟内に放出された環境では、そいつが受精できる確率は、宝くじの一等当選並みに低下する。

先陣をきって、子宮、卵管と突っ走っても、卵子にたどり着くことは出来ない。途中で精根尽き果てる。かといって、最後尾じゃ、辿り着いても、もう、受精できない。なら、どのようにすればいいのか?

人類が誕生して、それこそ、天文学的数字の“受精”戦争が繰り返され、歴史を作ってきたわけだが、どの辺に位置して、どのように、泳ぎきれば、受精できるのか?誰も答えを知らない。

“受精”戦争ではなく、人間の行う戦争も、同じだ。

日本が単独で、核を持っている中国との戦争を選択しないのは、歴史に学ぶではなく、核爆弾を打ち込まれりゃ、おしまいだからだ。核爆弾を落とされた経験ってのを“歴史”と呼ぶのなら、言えるんだけど。でも、ここまで。


ふふふ、この辺の“レトリック”が、週刊誌やマスコミの常套手段なんだよなぁ。(歴史という言葉の定義をせず、印象に訴えるのだよ)


薬の副作用は、誰かに出る。今まで、たくさんの人に出た。いわゆる“歴史”だ。でも、いま、現在でも、事前に「副作用が出るかで無いか」を判定するすべは無い。ぶっちゃけた話し、その人にとっては「やってみなくちゃ、わからない」。

でも、この科学的・医学的“知見”を“歴史”と表現しちゃ、イケナイ。これは情報分析。データは、条件がそろえられ確実に得られたものだから。事前に解らないのは、データ(因果のある因子が100%特定できてない事も含む)が不足しているから。いわゆる“歴史的事実”とは、根本的に違う。

現在、解っている事だけで、未来を予測するのが困難なのは、科学も歴史も同じ。でも、科学は解らない部分を予測して解明していける。予測は実験で確認できる。しかし、歴史は、予測・予想した段階でフィンションとされてしまい、実験で確認できない。

“歴史”をこの辺の科学の印象と混同させるのが、彼らの表現(レトリック)の上手なところ。


健康産業(ある意味、医療用医薬品メーカーも含む)に騙されないようにするのと同じくらい、この手の、週刊誌の記事に騙されないようにするのは、大事なことだと思う。

大衆の無知が、“全員の不利益(世間的には【諸悪の根源】と表現される)”とも言えるのだからね!流されて、世論が形成されちゃう。この場合の世論は「せろん」って読んでね。その“せろん”で世の中が動いちゃうことが。

そういう意味で、朝日新聞の存在は“貴重”だともいえる。具体例を作ってくれるのだからね。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ

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July 08, 2009

移植法修正A案を発表…参院議員有志「提供時に限り死」

20090708_transplantation私は、娘が不慮の事故で脳死状態になったとしても、絶対、臓器提供はしない。


移植法A案が参議院に回って、一部を修正して可決しそうな雰囲気だ。

衆議院で可決された段階では、親族への臓器優先提供という文言が盛り込まれていたそうだが(ぜんぜん知らなかった)、修正A案では、取り消され?(読売新聞社の概要図が曖昧の為、よくわからない)かわりに、法施行3年後の見直しなどの文言が盛り込まれるようだ。

そして、もっとも不思議なのは、現行法と同様、脳死の位置付けを曖昧なままに置き去り、移植だけは15歳以下でも可能にしようというものだ。

・・・・・・なんなのだ???これは???
(穿って見れば、賛成派、反対派の双方のガス抜きが出来る折衷案なのだろうが、よくわからん)

移植法修正A案を発表…参院議員有志「提供時に限り死」

 自民、民主、公明党の参院有志議員は7日、衆院を通過した臓器移植法改正案のA案の修正案をまとめ、発表した。

 A案が脳死を「人の死」を前提としている点を修正し、現行法通り臓器提供時に限って人の死とすることが主な柱だ。9日にA案を審議している参院厚生労働委員会で修正動議を提出する見通しだ。脳死が「人の死」であることを前提とせずに、本人の意思が不明確な場合でも家族の同意だけで臓器提供が可能かどうかが議論になりそうだ。

 修正案をまとめたのは、西島英利、衛藤晟一(自民)、谷博之(民主)各参院議員ら6人。

(2009年7月8日 読売新聞)


さて、冒頭の私の『絶対、臓器提供はしない』という決意を読んで、あなたはどのように感じられたであろうか?

私の事を『人道的じゃない』『人の情けを知らない』『自分勝手で冷徹なヤツ』などと感じなかっただろうか?

そう感じたあなたは、多分、新聞などで見かける『「もっと早く法改正の議論をしてもらえれば、○○郎も今、元気だったのではないかと思えてならない」』とか『妻が抱える息子の遺影を見つめ、「A案で採決できたよと報告できる。参院審議があるが、一歩踏み出せた。息子と共に最後まで頑張りたい」』などの文章で、目頭を熱くするタイプなのだろう。

こういう感情を惹起する人達は、移植法案採決などという状況で、臓器の提供側ではなく臓器移植を受ける側にシンパシーを感じがちで、自分自身に当てはめる時提供を受ける側として想像しがちな人達だ(新聞やテレビ報道でそのように仕向けられているからかもしれないが)。

そして、多分、その人達は、自分らの感情や態度を“人道的”であり“情に熱い”人間だとして誇りに感じている。

『人の命を救う事は、何にもまして尊い』、心からそれを思える自分は、、、、と。

そして、そのような認識は、世論(せろん)にもある。

それが証拠に、新聞にも『「前日まで元気だった子が、急に事故や病気で脳死状態になった場合、家族は冷静な判断ができない」として、本人の意思が不明でも家族に判断が委ねられるA案に異議を唱えた。』と書かれるように、反対する人達も、臓器提供を断るのに、“冷静な判断の上である”という大義名分を必要としている事からもわかる。

つまり、臓器提供を断るのに“うしろめたさ”を感じているのだ。

冷静に判断するなら“臓器提供することが人道的である”と皆が思っているから、拒否する事は“非人道的”な人間だと思われてしまうんじゃないのか・・・・・と。
 
 
 
嫌なものを嫌といえない、、、、、、これって、一体何なのだろう?

人命を人質に言論・思想の弾圧・・・・?価値観の画一化・・・・?ある種の全体主義・・・・??
 
 
 
マスコミは、そういう方向に、もって行こうとしている???

マスコミのやりそうなことだ。マッチポンプの“マッチ”の仕込みなのだろう。。。。そのうち、反対方向にいくんじゃない?子供の臓器が狙われる事件が起きたりしたらね。
 
 
 
だから、敢えて私は、『娘が不慮の事故で脳死状態になったとしても、絶対、臓器提供はしない。』と言う。
 
 
子供の命を救う事自体に異を唱える人はいないだろう。当たり前だ。

いくら私が事あるごとに『日本は人口過剰だ』なんて言っていたとしても、救うことが可能な命を救う事に異論はない。だが、単なる延命は違和感を覚える(価値観を異にする事を否定するわけじゃない)。


人が生まれるのは、その親の“性欲”の結果だ。行為をしなければ生まれはしない。自然の摂理だ。そして、自然の摂理は、100%を保証していない。(保証したら、種から亜種が発生せず、生物の進化はない)

現代人の感覚で言う“五体満足”で生まれない場合もあるのだ。これこそ、万人に平等に、機会は均等に訪れる。

“五体満足”で生まれる事を100%望む事自体が間違い。悲しい事ではあるけれど。

五体満足で生まれなかったことが、不平等ではないのだ。

自然の摂理に不満があるのなら、神様に恨みを言えば良い。

こんな辛い目に逢いたくなければ、“性欲”の結果、子供が出来ないようにすれば良い。ペットの死に遭遇するのが辛いから、動物は飼わないというのと同じだ。

現代人は知恵も術もがあるんだから、臓器の不全で子供を失うなどの悲劇を味わいたくなければ、子供を作らなければ良い。

子供を作るって言う事は、それだけの覚悟の上で、すべき事だと、、、私は思っている。

だから、『「もっと早く法改正の議論をしてもらえれば、○○郎も今、元気だったのではないかと思えてならない」』とか『妻が抱える息子の遺影を見つめ、「A案で採決できたよと報告できる。参院審議があるが、一歩踏み出せた。息子と共に最後まで頑張りたい」』などの文章を新聞で読むと、非常に違和感というか、嫌悪感を覚えるのだ。


(私が、“出来ちゃった結婚”に、嫌悪を感じるのも同じ理由だ。どうでもいいけど)


ここまで読まれて、私の事を『人道的じゃない』などと感じた人の中には、『(おまえは=私のこと)どうせ、自分の子供が移植を必要としてないからだ』なんて思う人もいるだろう。

私の子供は、心臓移植を必要としている。。。。。

かどうかは、わからない。現時点では必要はなさそうだ。今まで、娘の心臓を調べた事もないし。

いずれにせよ、もし、娘に移植が必要になっても、移植して延命しようとは考えていない。

今、死ぬ事と、3年後、5年後、10年後、15年後、20年後、25年後(現時点で心臓移植に、これ以上の実績は無い)に死ぬ事に、特別な差を見出せないからだ。

でも、私の価値観を、他人に押し付ける気は、ない。


だから、移植が人道的であるなんて価値観を強要するような世論(せろん=雰囲気)に嫌悪を感じるのだ。


価値観は、人それぞれ。臓器提供したい人はすればいいし、子供が脳死になって親がその臓器を提供したいならすればいいし、臓器移植を受けたい人は受ければ良いし。

それぞれの価値観にしたがって行動すれば良いだけで、他人にとやかく言われる筋合いのものじゃない。

新聞に取り上げられている(移植が出来ずに)子を失った親は『もっとはやく、、、、』と言っているが、移植を受けさせなかった法律を恨み、制度を恨み、そのうち、『脳死のくせに、何故、臓器を提供してくれないんだ』と人を恨むんだろう。。。(かわいそうに・・・ある意味、偽善者達の犠牲でマスコミのオモチャだ)
 
 
マスコミ!なんでも世論(せろん)調査すれば良いってもんじゃねぇんだぞ!!わかってんのか?ゴルァ!!こんな事(死生観)は、どっちが多いとか、どっちが正しいとか、どっちが正義だとか、どっちが人道的だとか決める事じゃねぇんだよっ!バカっ。

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March 09, 2009

道徳的嫌悪感は原始的感情と関連

20090309a_sense_of_incongruity「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、確かに興味をそそる」と博士は述べている。「この研究はこれを証明するわけではないが、道徳的な状況で感じる嫌悪感が単なる比喩以上のものであるという考え方のかなり強力なエビデンスになる」。

『・・・この研究はこれを証明するわけではないが、、、、』と言っているので、じゃ、嫌悪感を感じる行動を野放しにしてみて、我々にとって、利益が無いのなら、証明できるんじゃない?

私がよく感じる“嫌悪感”・・・・を例に出す前に、一般的な嫌悪感を例に出してみよう。この場合は、宗教的な洗脳や自分では嫌悪を感じないのに『嫌悪を感じるのが人として当然』と言ったようなお仕着せの“道徳観”などは除外するよ。

例えば、政治家の不正。立場を利用して美味しい目にあっており、そのおかげで、庶民に不利益がもたらされる場合、誰もがその政治家に嫌悪を感じる。

例えば、学校での身体的ではないイジメ。

例えば、スクールゾーンに指定されて進入禁止になっている道路に通勤車で入ってくるヤツ。

例えば、見てみぬ振り。横断歩道をヨチヨチ歩いている老人や幼児を無視する人に対して感じる嫌悪感。

例えば、強姦。姦淫。

法律で禁止されている・いないにかかわらず、これらを野放しにしてみると・・・・・。

集団=公共の利益は損なわれる。


当然、このような行為は、マスコミの格好に餌食にもなる。

2009年3月6日 提供:WebMD

我々のもつ善悪の感覚は古代人の生存本能に起源があることを示す研究

Salynn Boyles


【2月26日】新規研究が、我々のもつ現代的な道徳的嫌悪感の古来の起源を洞察している。

善悪の感覚は、我々の大昔の祖先に嫌な味のする有毒な食べ物を本当に嫌だと感じさせた原始的な生存本能と直接関連するように思われると、トロント大学の研究は示唆している。

研究は『Science』2月27日号に掲載された。

「これらの結果は、道徳性の起源を異なる観点から見直し、我々のもつ道徳的基準は、複雑な思考のみによって導かれるのではなく、毒かもしれないものを避けることに関連する、より原始的な本能によっても導かれることを示唆している」と、首席治験責任医師のAdam K. Anderson, PhDはニュースリリースで述べている。


道徳性と嫌悪感

道徳性は、進化の観点から言うと、我々の論理的思考能力と密接に結びついた、ある程度、最近の現象であると広く考えられてきた。一方で嫌悪感は、食べると死んでしまうものを古代人が食べないようにさせた、古来の原始的な感情だと考えられている。

Anderson博士と研究の筆頭著者であるHanah Chapman博士らのグループは、道徳性と嫌悪感が、専門家がこれまで考えていたよりも密接に関連するかどうかを明らかにするため、一連の実験を行った。

「道徳的に不快なことについて話すときに使う『後味が悪かった』という表現が本当かどうか調べたいと、我々は考えた」と、Chapman博士はWebMDに語った。

「それは冷蔵庫に長く入れたままになっていたテイクアウトの容器を開けた時、または長いこと清掃されていなかった地下鉄のトイレに入った時にわき上がる感情と、何か関係があるのだろうか?」

研究者らは、筋肉の運動を導く電気的活動を記録する筋電図検査という技法を用いた。

検査では、人間が嫌悪感を示すときの表情に特徴的な、上唇を引き上げ鼻にしわを寄せるという動きに関係する、上唇挙筋という1つの特定の筋肉に焦点を合わせた。


「単なる比喩にはとどまらない」

最も基本的な原始的な形の嫌悪感を呼び起こすために行ったある実験では、被験者らにまずく苦い液体を飲ませた。別の実験では、不潔なトイレのように、本当に嫌なものだと一般的に認識されているものの絵を見せた。

道徳的嫌悪感を測定した最後の実験では、古典的な心理学実験で被験者らに不当な扱いをした。

3種類のすべての状況において被験者らの上唇挙筋の活性化が認められたことから、まずいものの味見をしたとき、本当に嫌なものを見たとき、および不当な扱いを受けたときの反応はすべて、同様の嫌悪感と関係することが示唆された。

「人々は道徳性を、ヒトの進化と発達の頂点と考えている」とChapman博士は述べている。「しかし我々は、この非常に古くからある原始的な反応も重要な役割を果たしていることを明らかにした」。

Harvard大学の研究者であるJoshua D. Greene, PhDは、本研究は、博士がこれまでに行った、感情が道徳的判断において重要な役割を果たすことを示唆する研究と合致すると、WebMDに述べている。

「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、確かに興味をそそる」と博士は述べている。「この研究はこれを証明するわけではないが、道徳的な状況で感じる嫌悪感が単なる比喩以上のものであるという考え方のかなり強力なエビデンスになる」。


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(C)2009 WebMD Inc. All rights reserved.


さて、私の番である。私は以下のような行為にも、ものすごく嫌悪感を感じる。

2009年3月6日の毎日新聞社のニュースそのものが、それに該当する行為なのだが!

島根県では医師の卵達に貸し付けた奨学金、410万円が未回収になっているという。当然、悪いのは“借りた金を返さない人間”であるべきなのに、借金返済をしなかった医師を糾弾するのではなく、それを回収しなかった件の職員を糾弾しているのだ。

『県医療対策課によると、約15年にわたって未処理だったのは14人分で計5136万円。』だそうだ。で、その結果を取り上げて“職務怠慢”だと糾弾しているのだ。

もし、県職員が職務意識に燃えて、医師になった後の職場にまで押しかけて、借金の督促をしていたらどうだろう?新聞は、『やり過ぎの職員』と糾弾するんじゃないの?

私は、こういう姿勢に、生理的に“嫌悪”を感じるのだ。


マスコミって、いつも、すべてこうじゃない??


多分、マスコミ=記者も“借金を踏み倒した行為”にプリミティブに嫌悪を感じたはずなのだ。

それなのに、それを生理的な嫌悪=低レベルなリアクションとして軽視し、いや軽視するだけではなく、そういうプリミティブな感情に従って新聞記事を書く事を“かっこ悪い”或いは“軽薄だ”なんて評価を食らうことを恐れているとしか考えられない行為に出るのだ。あるいは、医師個人を悪者にして糾弾するより、“県”というでかい相手を悪者にした方が、インパクトが大きいという“スケベ根性”もあるのだろう。(これは今回は置いといて)

税金で賄った借金が回収できなかったら、それは社会の不利益である。これに異論のある人はいない筈だ。


借金回収にプライオリティを置くなら、取り立て方法に口を出すのは、履行の妨げ以外のなにものにもならない。職員は『やりすぎ』とマスコミに糾弾されるのを恐れて尻込みしちゃうのだから。

一方、借金取り立て方法を“生ぬるく”すれば、100%借金回収という“理想”は実現しない。ましてこの場合、相手は医師だ。返す金が無いわけがない。

このように、社会の利益、公共の利益が達成されるのを妨げる行為に対して、私が嫌悪感を感じるのは、その結果が社会の不利益になることからも、正しい感覚だといえる。


従って、嫌悪感を感じる行動(=借金を踏み倒す)を野放しにしてみて(=野放しにせざるを得ない状況を作り出す行為=マスコミの独善的な価値観の押し付け)、我々にとって、利益が無い事が証明できた訳だ。


だから、「我々に何か有毒なものを拒絶させる感情は、社会的判断の際にも働くよう選択されていたという考え方は、正しい」と言って差し支えない。


私は最近の新しい進化論を知るに付け、このようなプリミティブな感覚は大事にしなくてはならないなと思っている。

そして、殆どの場合、これは正しいと思っている。

その現象に遭遇した時、まず、沸き起こる感情、、、これは、理屈をこねくり回すより、遥かに正確なのだ。我々の利益にとってね。


島根県の職員が“職務怠慢”かどうかをハッキリさせる為にも、彼らの怠慢をマスコミのせいにさせない為にも、マスコミは借金回収方法に口を出さない方が良い。借金を回収する行為に、なんら制限がかからない状況を作ってあれば、怠慢に“グーの根”も出ず、即刻懲戒免職に出来るし。

ほんとにお金に困っている人に対しては、他の社会保障を考えれば良いんだからね。例えば、医学生の頃お金を借りたんだけど病気で働けない・・・・なんて場合には、免除、或いは行政の借金の肩代わりとかね。


現代において、世の中の道徳的善悪の感覚が“狂った”のは、このようなマスコミの“考えすぎ”で“独善的”な影響が大きいと思うのだが、いかが??

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February 18, 2009

カルピスが花粉症に効く

20090218_togo_in_europe東京大学大学院農学生命科学研究科応用生命科学専攻の八村敏志・准教授らによる、乳酸菌Lactobacillus acidophilus L-92株を経口摂取することによる過剰なTh2細胞のアポトーシス誘導効果が、「環境・生活習慣型アレルギーケアフォーラム 第1回マスコミセミナー」で発表されてから、ほぼ一年(2007年12月5日)が経つ。(カルピスは2002頃から八村准教授と共同研究をしていた)

L-92株が樹状細胞(DC)に働きかけて、Th2 優位な免疫状態を Th1 寄りにシフトさせるっていう機序らしいが、昨シーズンも今シーズンも、あまり、ぱっとしない。

ってゆーか、『カルピス飲んで、花粉症を治そう!!!』みたいな事をテレビの健康番組でも見かけない。(テレビを見てないから、私が知らないだけかもしれないが・・)

樹状細胞(DC)が貪食したL-92株由来の物質はエンドソームで TLR と結合し、IL-12 産生が誘導され・・・・って大雑把な流れなんだろうけど、『カルピスがイイらしいですよ』なんて患者さんには言えない。Th1/Th2 バランスなんて話したって分かってもらえないし、それよりなにより、昔からカルピスはあったのに、なんで花粉症の人が増えたんだよ?って事で一蹴されてしまう。


さて、科学的には事実なんだけど直感的に分かってもらえない事と、間違ってはいるんだけどコンセンサスが得られている事ってのは、世の中、かなり多いと感じる。具体的に挙げるのは控えるけれど、こんなことは、医療の世界だけじゃなくって、どの分野にも言える事なのだろう。

『景気が悪い』『景気が悪い』と連日のように連呼されれば、誰しも、財布の紐は締めるだろう。それがさらに景気を悪化させる。悪化するからマスコミは更に『景気が悪い』と叫ぶ。今の不景気の原因は、その半分はマスコミに原因があるといっても過言ではない。。。。。と、私のような経済のシロウトは考えるわけだが、『カルピスなんて・・・』と眉に唾つけられちゃうのと似ている。

免疫現象が抗原提示細胞による抗原の貪食から始まり、複雑な段階を経て、目に見える形になるまでを知っていても知らなくても、その治療行為に対する判定は下せる。

同様に、経済に対する複雑な要因や影響を与える因子を知らなくても、財務大臣を辞職に追い込むことが出来る。

これが良いことか悪いことかは私にはわからないが、大した効果もない事が分かっているのに、その分かっている大層な“理屈”を盾に行動が決定されている事があるのも事実だ。(世の中、ほとんどがこのように動いているのだろう)

大規模臨床試験などその際たるもので、その過程と結果は、ロジックなのかレトリックと呼べば良いのか、判断に困る事も多い。


『景気が悪い』に話を戻すが、私には、マスコミがこれを連呼する意図が分からない。手の打ち様があるのなら兎も角、原因療法が無いにもかかわらず、これを叫ぶのは、治療法の無い疾患で死にそうな患者に、『危ないぞ』『危ないぞ』と言うのと同じだ。

藁をもすがる思いで、2兆円をばら撒く麻生首相を批判するのは、藁をもすがる患者が大規模臨床試験に裏付けられていない“民間療法”に手を出す事をとやかく言うのと同じように見えてしまう。

まぁ、そもそも大規模臨床試験に裏付けられている・いないなんてのは、極端な話、紙一重の違いの場合もあるんだから、それを金科玉条のように扱うことも滑稽な事なのだが、こちらの立場に立てばそれを盾として使い、あちらの立場に立てば別な矛を用いて論破しようとするのは、この世界の常識だ。


今、坂の上の雲(文庫本全8巻)の第4巻が読み終わろうとしている。

作者の人物評は、まことにユニークであり、これが、また、小説の妙な味わいになっている。東郷平八郎の場合は、最初、かなりこき下ろされるのだが、国際的にも名を馳せるきっかけになるエピソードがある時点で発生する。面白いのは、東郷自身は全く変化が無いのに、まわり(環境)の変化が、彼の評価を一変させるのだ。(私が読み進んだページまでだと、作者自身の評価は不明)

東郷でなければ日本海軍の士気は下がり、日本は負けていたとも言われるエピソードだ。本筋(日露戦争)に影響を与える(のか?)出来事だから、私がエピソードって表現しちゃまずい。イベントと言い換えねばならないかもしれないが、でも、この事自体も、もし、日本が負けていれば、単なるエピソードに成り下がり、東郷の評価も地に落ちるのだろうから、言葉は難しい。なにより、エピ・・・という語感が、エピメテウスを連想しちゃい、結果論で評価することの愚かしさを示しているようで、これはまたこれで楽しい。(おっと、脱線・・)


さて、今日の不況が“本当に”お国の一大事だとしたら、先進国蔵相会議での中川昭一財務・金融担当相の振る舞いは、マスコミや野党が言うように、『この大変な時に、真剣味の無い態度は、まことに不謹慎』と一方的に批難されることじゃないだろう。

酒にだらしがないという一点で非難されることはあっても、それで辞職に追い込まれるのは当然だとしても、非常時の態度云々を言われる筋合いのものではないと思うぞ!!

現に、東郷平八郎も、万事休すかと思われた時に、『そんなのかんけぇねぇ~』みたいな態度を取ったから、日本は勝ったんだし!!!一大事にトップが動揺しないというのは、50%の確率で正しいのだから。


結果よければ名君、結果悪けりゃ職務怠慢・・・・・同じ行動なのに天と地の差が・・・。それを最初から悪いと決め付けるマスコミと野党と、こんな評価を鵜呑みにする街頭インタビューに出てくるようなバカな国民の為になんぞ『働けるかよっ!!』って辞めちゃったのかもしれないね・・・・、なんか、わかるような気がするけど。


カルピスから随分話が飛んだけど、脱線ついでに、もう一つ!

若い頃の東郷平八郎って、けっこういい男だよねぇ!役者にしても良かったんじゃねぇ~の?!『坂の上の雲』(NHK・21世紀スペシャル大河ドラマ)じゃ、渡哲也が演じるらしいけど、若い頃を演じるなら狂言の和泉元彌がいいと思うんだけどなぁ。(和泉元彌は好きじゃないけど、いい男だとは思うよ。東郷と似てるし)

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October 21, 2008

乳首を吸う頻度は?

20081021_breast出産後、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激(乳首刺激)で、さらにプロラクチン(PRL)は分泌されるようになる。そして、その PRL によって、排卵が抑制される。その間、母親は次の子供を宿さないので、赤ちゃんは乳房を独り占めできる。。。。。

アマージ錠2.5mg』でも書いた事だが、では、乳首刺激によってプロラクチン分泌が増加するには、どれくらい吸うと効果があるのか??

未開の地では、乳児は母親の首から風呂敷のようなものに包まれて吊るされていて、何時でも乳首を吸えるようになっているところがあるらしい。その乳児達は、一回に少量を飲み、一日に100回を超えるほど乳首を吸うのだとか。(先進国の子育ての常識からはかけ離れているが)

もちろん、その回数に個人差はあるのだろうが、一時に乳飲み子を複数抱える事が困難な環境では、乳首を100回吸わせて、離乳するまで次の妊娠を抑制するってのは、合理的に見える。首から風呂敷のようなもので乳児を吊るすってのは、環境の淘汰を免れた進化の結果ではなく、人間の文化だろうから、知恵により自分の遺伝子を最大限残す事になる行動の貴重な例なのかもしれない(本人達はそんな意識は無くても)。


さて、女性の出産後のホルモンバランスは乳汁分泌するために傾き、乳汁は作られるようになるのだが、赤ちゃんが乳首をくわえて吸ってくれないと、やがて出なくなってしまう。そう、産後のホルモンバランスは短い期間で妊娠可能サイクルに戻ってしまうのだ。

これも、非常に合理的な仕組みだ。(母体に無駄な母乳を作られせないという点で。)

ただ、これを知っているだけじゃ、望まない妊娠を防ぐ手段にはなりえない。

そう、どれくらい吸えば、排卵は起きないのか??が大切なのだ。
(先進国では、抗プロラクチン薬を飲ますだけだけと・・・)
 
 
 
中国産の食材から健康被害を及ぼす成分が検出されたと、連日のように報道されている。しかし、その報道の内容は『乳首を吸うと妊娠しない』というレベルを超えてはいない。

理系風な表現をすれば、定性分析は済んだが、定量分析がまだだ・・・ということになる。

中国の野菜農家が生産性を上げる為、よく効く安い農薬を使う事と酪農家が水で薄めた牛乳の蛋白濃度を見せかける為にメラミンを入れる事を同じ土俵で語って良いものかどうかは、この際、置いといて、、、この問題で問われるのは、人体に対する影響が、どの程度の濃度で現れるのか?という事だ。

自然食品は安全などと寝ぼけた事をいう人もいるが、自然界には“猛毒”はごまんとある。自然が安全で人工が危険などと短絡的にイメージしてしまうような報道も慎むべき(ついでに体に良いと五穀米を食べつづけ痛風になるなんて話も)だが、これも、今回は置いといて、、、

さらに、人体に対する影響が、濃度の問題で語って良い場合と暴露の有無で語らなきゃならない問題がある事をもごちゃ混ぜに扱い報道する事も慎まねばならない(毒はやがて解毒されるが、HIV や プリオン蛋白は一度体内に入ったら排泄されない)が、これも、今回は置いといて、、、


上で、報道は「レベルは超えていない」・・・とは言ったものの、今朝のズームイン・スーパーでは、『検出されたメラミン濃度は、一日の摂取許容量の1/50・・・』などと、変化の兆しが見えた。

私は、この点を非常に評価したいと感じた。


そう、いつもはマスコミ・報道をこき下ろすばかりのエントリーなのだが、今回は、誉めてあげたいのだ。


この報道の姿勢が、全ての放送局、新聞社、その他のメディアに共通するものだとしたら、非常に望ましいものなのだが、もし、そうだとすると、『どうしてそんな事ができたの?』と逆に疑問が湧いてしまうのも事実だ。


大衆がマスコミの修飾された報道に嫌気が差した事を原因だとするには、あまりにも実感が湧かない。大衆が賢くなっているとは微塵も感じられないからだ。

では、、、、大衆の無関心?

自分の財布の中身に関わる事と、解りやすい正義(悪者を作って叩く)には強く関心を示している大衆が、社会的な正義や公共の利益に興味を示さないという事実を、諦めに似た境地で受け入れたからなのか??

いままでマスコミは、大衆には分別があり大衆は正しいという立場にたって、記事を書き、ニュース番組を作ってきた。だから、いかもに『おれが教えてやるよ』みたいな雰囲気が出ないようにしてきたんだろう。『そんなことは、賢い皆様ならご存知でいらっしゃるでしょうから、敢えて、私からは申し上げませんが・・・』みたいな調子でねっ?!

ところが、世の中の標準というか、基準というか、物差しのレベルがあまりにも幼稚化してきて、そろそろ、限界・・・ってことなのか?(知識の量は増えても、知恵として生かせていないも含め)

大衆迎合の記事を書いて、ニュースを作っても、インターネットにお客が奪われ、ジリ貧ならば、大衆に迎合(大衆には分別があり大衆は正しいという立場)して記事を書くより、『おれが教えてやるよ』みたいな雰囲気が出て、大衆に自らの無知を知らしめる事になったとしても、それを歓迎してくれる購読者・視聴者がいれば、それを大事にしていこうという開き直りなのか?!

その辺の事情は、私には知る由も無いのだが、いずれにせよ、今までのように、事件を面白おかしく、はたまた、些細な事をスクープの如く修飾し・・・なんて事は少なくなり、その事件が及ぼす影響を判断できる事実をだけを視聴者・購読者に伝えるという(推測・予測はしなくてよい)、本来の機能を取り戻してくれるなら、非常に歓迎すべき変化だと、私は感じたわけだ。(たまたま、、、だったら、このエントリーも恥ずかしいけど)


『検出されたメラミン濃度は、一日の接種許容量の1/50・・・』を言うと言わないとでは、印象が激変する事を、多分、見ていた人は感じたはずだ。たとえ、「中国めぇ」といつも中国が嫌いな人であっても、「まぁ、その程度ならゆるしてやるかぁ」ってね。これを言わなかったら、「中国!絶対、ゆるさん!!(ムカムカムカぁ)」ってなってた所だよね!
 
 
 
閑話休題・・・・というか、p.s. というか、このタイトルで始めたからには、多分、この話題は避けて通れないんじゃないかと思って、追記するんだけど、、、、、

赤ちゃんの代わりに、夫が吸ったら・・・・・・って、乳首を。

さらに『避妊目的でおっぱいを吸ってあげる』とか言う男が出てきたら・・・・・。

この辺の定性分析と定量分析は、、、、、だれかやってくれているのだろうか??

性交の間の男女の性器と女性の性的な喚起の磁気共鳴イメージ』なんて研究もあるくらいだからなぁ・・・・・って、一日100回もオッパイを吸えないジャン。。。。

いや、まてよ!『お薬を使わず、避妊できます!私、オッパイ吸い男にお任せください』なんてバカが現れないとも限らない・・・・。


おあとが、よろしいようで・・・・。

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July 02, 2008

素粒子への批判 厳粛に受け止め 犯罪被害者の会に本社

20080702_superior例の朝日新聞の“死神”報道の件だ。

『鳩山法相については「中傷する意図は全くありませんでした。法相が『侮辱』『中傷』とお受け取りになったとすれば、残念です」とした。』だってよ・・・・・・。


確信犯だよな、朝日新聞(テレビ朝日も含む)。


---言い逃げだな---

日韓併合や南京大虐殺を自虐的に報道し始めた頃からはじまったんだろうなぁ。

歴史的事実認識においても、韓国人ですら『日本が十のうち一の歪曲があるとするなら、韓国は十のうち九は歪曲があると言っていいでしょう。』と言う人がいるのに、日本は“絶対悪”だって言ってた訳だからねぇ。

これが朝日新聞の全職員?や周辺のインテリ層や学校の先生達にまでに“伝染”しちゃったもんだから、その息がかかってりゃ誰もが『天皇が悪い』『軍部の暴走』とかなっちゃうし、そう教えちゃうんだろう。

どこに焦点を当てて見るかによって判断の分かれることを、十把一絡げで『善だぁ、悪だぁ』ってやるほど愚かな事はない。(医学的な大規模臨床試験が良い例である)

それに、己のテリトリーに生きていく為のリソースが不足したら、テリトリーを拡大するのは“生物の本能”である。

日本人が本能的に“危機”を感じた時の植民活動や戦争に対しては、代替案を出さない人間達(朝日新聞などの自虐的歴史観の人達)にものを言う資格はない。

この体質が、まさに、現代の“死神発言”に繋がっているのだ。(報道に拠れば「朝日新聞は死刑廃止の立場をとっていない」との事だから、印象操作以外のなにものでもない訳だし)


『植民活動や戦争をせず、日本人どおしで“人口を減らす(殺戮)”行為をすべきであった。日本が植民地化されるべきであった』と言うのなら、自虐的歴史観の人たちを、ある意味、尊敬できるけどね。
 
 
 
秋山真之といえば、日本海海戦に臨んでの「皇国の興廃この一戦にあり各員一層奮励努力せよ」の起草者としても有名だが、子供の頃からその文才を発揮していたそうだ。幼馴染の正岡子規と、ともに筆で名を上げようと誓いあっていたのだそうだ。

  雪の日に北の窓あけシシすれば あまりの寒さにチンコちぢまる

これは、子供の頃の作品だとか。


日清・日露戦争までは日本にも理があり・・・・これ以降は、只の侵略・・・・なんていう人もいるらしいが、「皇国の興廃この一戦にあり各員一層奮励努力せよ」の言葉にどんな印象をもつのかは、人それぞれだろう。

「雪の日に北の窓あけシシすれば あまりの寒さにチンコちぢまる」を知っていたなら、また、違ったものになるかもしれない。

情報はどのように出すかによって“印象”が変わる典型だろう。(秋山真之は有名すぎて適当ではないかも知れないけど)


現在、玉石混交の Web 情報をそのまま鵜呑みには出来ないけれど、マスコミが印象操作の為に「雪の日に北の窓あけシシすれば あまりの寒さにチンコちぢまる」を敢えて伏せている事だけは、明らかだ。

だから、マスコミには、印象が変わる影響を極力配慮した報道をして欲しい。印象操作なんて“セコイ”ことしたって直ぐにばれちゃうのは、フィレンツェの大聖堂落書き事件で実証済みなんだからね。悪者を作りたいのはいつもの事だからわかるけど。

(あっ、イタリアで軽く扱っているから日本人がイタズラ書きして良いって訳じゃないのは、当然だよ。カトリックを知らない日本人が軽軽しく語るべきじゃないし、みんながやってるからって理由は、私のもっとも嫌いな部分だし)

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June 18, 2008

秋葉原無差別殺傷事件 “記念撮影”する傍観者たち

20080618_channel2“記念撮影”する傍観者たち(秋葉原に来る若者と言っている)を非難するなら、まず『だったら、そういう報道を止めろ!』って言いたい。(徹底的に顔まで晒すならまだしも)

マスコミの垂れ流す情報により『自分だけじゃないんだ』と、その心情(携帯電話で撮影したい)に“恥ずかしさ”を感じなくなるばかりか、赤信号、みんなで・・になっちゃうんだから。

他人と違う事が怖くて出来ない民族だからこそ、逆に言えば、マスコミが『こんな人、いっぱいいるんだよ』って言えば、日本人は安心して行動に移すのだからね。

マスコミが“情報の垂れ流し”しなくても、ネットで・・・って、ネットのバーチャルな世界を悪く言う向きもあるんだけど、ネット上で別の人格になりきって『俺、写真取りたい衝動に駈られたんだけど』『被害者を可哀想って思えない』と掲示板などに書くだけでは、『みんなもそうなんだっ!!』とは思わないんじゃない?現代の若者がいくら“短絡的”だからって。疑心暗鬼にこそなれ!

豪華客船が今にも沈没しようとしていた。

「さあ!救命ボートがあります。海に飛び込んでください!」
船員は叫んだが、まだ多くの乗客達はためらっていた。

「誰が一番に飛び込みますか?」アメリカ人達が飛び込んだ。
「紳士ならば、飛び込めますね?」イギリス人達が飛び込んだ。
「さっき、美人が先に飛び込みましたよ!」イタリア人達が飛び込んだ。
「飛び込むことは規則になってます!」ドイツ人達が飛び込んだ。

「みんな飛び込んでいますよ!」最後に日本人達が飛び込んだ。

さて、秋葉原の無差別殺傷事件現場で、日本人(マスコミは秋葉原に来る若者といっているが)は記念撮影をするんだけど、他の国の人だったらどうするんだろう・・・・?

■「誰が一番に飛び込みますか?」アメリカ人達が飛び込んだ。
・・・記念撮影をしている人間に、真っ先に殴りかかるのは、想像できる。

■「紳士ならば、飛び込めますね?」イギリス人達が飛び込んだ。
・・・紳士(だから、したくてうずうずしても)は記念撮影はしないだろう。

■「さっき、美人が先に飛び込みましたよ!」イタリア人達が飛び込んだ。
・・・事件現場に居合わせて、気を失ったりしている女性を介抱することを真っ先に考えるんだろうなぁ。

■「飛び込むことは規則になってます!」ドイツ人達が飛び込んだ。
記念撮影をすることが“良くないこと”だと決められていれば、、、、ってこんな事は決まってるだろうから、しないんだろう。


どの国の人であっても、少数は記念撮影をする人間はいるだろう。だけど、『みんながやっているから、自分も・・・・』ってのが、日本人だけなのは、疑う余地はない。HIV 感染者が増えつづけることしかり、安い米国産牛肉を疑いも無く食べることしかり。


モラルに『神様が見ているから出来ない』という感覚がない日本人。

それでも昔は『人様に見られるから出来ない』はあった。武士は食わねど高楊枝とやせ我慢ができた。

『人様に見られるから出来ない』は、“人様の実態(真実)を知らない”というの前提に成り立つ。

人様も自分と同様に腹をすかせていれば、やせ我慢したってしょうがない。

人様も自分と同様に貧乏なら、見栄を張ってもしょうがない。

だけど、こういう日本人の特徴は、良い面もあるはずだ。人様の懐具合がわからなければ、『自分だけ、恵まれない』って気分に陥る事もないのだから。

こういう意味でも、他人の青い芝生をマスコミがネタにしなければ、日本人の不平等感はなくなるのだ。(アメリカ型の報道姿勢を真似した結果がこれなんだろう。好んで報道する内容は日本の場合、このようにかなり幼稚だけど・・・)


可愛いもんだよ、日本人っ!!

始めての海外旅行で、得意の英会話を今こそ役立てようと張り切っていた日本人観光客。
しかし、ニューヨークの空港に降り立った途端、彼は、ひどい眩暈がして倒れてしまったのである。
通報を受けて、さっそく医師が駆けつけ、その日本人を抱え起こした。
 "How are you?"
日本人は、かすれる声で答えた。
 "I'm fine thank you, and you?"

日本人は、ジョーク一つで三回も笑うことが出来ます。

・ジョークを聞いた時
・そのオチの意味を教えてもらった時
・家に帰って、教えてもらったオチの意味がようやく理解できた時

中国人、シンガポール人、日本人が、自分の国の指導者を自慢した。

中国人は言った。
「我が国の指導者は、例えて云えば万里の長城だ。古く堅固で永遠に続くのだ」
シンガポール人は言った。
「我が国の指導者は、高層ビル群だ。新しくて上へ上へ伸びていく」
日本人は言った。
「我が国の指導者は、富士山だ。長いことそびえ立っているが──何もしない」


ところで、秋葉原無差別殺傷事件は諸外国でもトップニュースの扱いだったそうだ。【“記念撮影”する傍観者たち】ってのは、報道されたのだろうか??

こっちは、別の意味で報道してほしくないなぁ。

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February 29, 2008

ヒトの行動の予測(Predicting Human Behavior)

20080229_regretなるほどねぇ、、、ということは、マスコミに携わる人間達には“後悔”ってフィードバックは無いんだぁ。だって、あの報道姿勢は、ある意味予測不能だもんねぇ。

それに、自分達も全然学習してないくせに、他人の事を『過去から学ばない』とか言っちゃうしね。

報道って仕事の黎明期には、嘘や不正があったら真実を伝えるっていう、大きな正義があったんだと思うけど、いつのまにか“伝える事”にプライオリティが移っちゃった。だから、伝える事が無いときには、捏造・・・・・。

感覚の麻痺。

これじゃ、“後悔”もへったくれも無いワナっ!プっ!

Science February 22, 2008, Vol.319

神経回路網は、どれほどうまく、ヒトのインタラクティブな意思決定をモデル化できるだろうか?

最近、ヒトの意思決定において後悔のもつ重要な役割が実証された。

MarchioriとWarglienはこのたび、21種のインタラクティブなゲームにおいて、神経回路網フィードバックを修正し、後悔の役割を取り込んだ(p.1111; またCohenによる展望記事参照のこと)。

後悔をフィードバックに導入すると、神経回路網の有効性は劇的に改善し、ヒトの行動についての予測が、従来の経済学的学習理論よりも正確にできるようになったのである。

Predicting Human Interactive Learning by Regret-Driven Neural Networks
p. 1111-1113.
ECONOMICS: Learning with Regret
p. 1052-1053.


ところで、マスコミのイージス艦と漁船の衝突事故とその後の防衛省・自衛隊に対する報道を見てると、別な意味で怖いものを感じる。

それは、このような“人のミス”に対する突っ込みの厳しさだ。

自分の快楽のために人を無残に殺すことと、仕方のない理由で結果的に人が死ぬ事を区別せず、面白ければどちらでもネタにし、徹底的に突っ込む。

厳しいだけならまだしも、ねじ曲げて伝えられるから、防衛省・自衛隊だって、情報の公開には慎重にならざるを得ない、、、この衝突事故が、実は狂った自衛官の“撃沈ゲーム”だったとしたら、隠蔽って言葉は理解できるけど、そうじゃなくって、一体、何を隠蔽するというのだろうか?医師法21条がらみでも、マスコミはこの言葉を使いたがるけど、今回のスッタモンダ、すなわち国会議員に『医師法21条は死文化します』と言わしめたのもマスコミの体質のおかげと言って間違いないのに、全く、学習しないよなっ!マスコミ・・・・あっ、自分達のせいだって思ってないのかっ?(意味がわかっていないという意味では、木村太郎の麻疹ワクチン有毒発言があるけど、こんな狂ったキャスターを擁護する為に、フジテレビは You Tube に圧力かけてビデオを削除させてるのは、隠蔽とは言わないのだろうか?)

この衝突事故に対する報道の厳しさの大義名分(正当性へのすり替え?)というか、背景にはマスコミの自虐史観があるのは、まず、間違いないのだが、まぁ、100歩譲って、マスコミの自虐史観を肯定するとしたら、その真意は、過去の過ちを“後悔”して二度と同じ行動をとらないようにする為ってことだろう。

でも、“後悔”って、他人から『後悔しろよ』って押し付けられてするもんじゃない。

20080229_understandマスコミがいくら『解っていないヤツもいるようだから俺が解らせてやるが、旧日本軍は悪だ』『だから後悔しろ。日本人は卑屈にならなきゃいけないんだ』って言ってみた所で、それは、大脳生理学的に言っても意味は無く、行動に反映されない。


で、自虐史観のデメリットを見てみれば、それがエスカレートすると、どうなるか?これが『別な意味で怖いもの』なのだが、、、

『ふざけんじゃねぇ~よ!やってられるかっ!やぁ~めよっと』

・・・・つまり、もう、すでに医療の分野では起こりつつある事と同じことが始まる。自衛官の“立ち去り型サボタージュ”だ。


自衛隊は憲法違反だ!・・・あぁ、そうですか。。。


彼らが『もうやめるよ』って言えば、国防は無し!その結果・・・・は自虐史観の人たちの望む結果なのかな?マスコミが文字通り命を賭けてくれるのかな?ペンを剣に持ち替えてくれるのかな??

そうなったら、悪いのは軍の上層部の、、、、一部の、、、現場の自衛官は悪くない、、、、、色々な言葉を弄して・・・・って始るのだろう。

だけど、そもそも、武力を行使できる集団の善と悪を分離できるなんて、本当に思っているとしたら、それはそれで、まったくおめでたい。宗教を見て見れは一目瞭然。いや、ごく普通の人間の暮らしを観察すれば、人間の二面性を分離する、そんなことが不可能なことくらい簡単にわかるだろう。旧日本軍の一部を悪とするような東京裁判は単にスケープゴートを作っただけだし、中世ヨーロッパの魔女狩りみたいなものだ。


もしかしたら自虐史観のマスコミ人は、国を守ろうって考えている人たちは、どんなことがあっても『もう、やってられるかよ』って開き直らない人たちだと思っているのだろうか?

だとしたら、ただの親のスネを齧っている子供みたいだ。

・・・・・あっ!子供じゃ、しょうがないのかぁ・・・・・


だけと、自虐史観なんて、こんなふざけた考えを持っている人って、日本にどれ位いるんだろう。かなり少ないとは思うんだけど、数は少なくても、ひとつの目的、それも他人の為にがんばっている人にとって、こういう反応をされると、本当にかなしくなってやる気をなくすんだよねぇ。

すでに、厚生労働省では、モンスター患者(私はペイシェントという言葉は使いません。ペイシェントならモンスターにはならない)にやる気を削がれた医療従事者の為の対策会議が開かれていることを、自虐史観の人たちは、重く受け止めてほしいね。自衛隊員がいなくなったら、ホントどうすんの?


p.s.今朝のズーム・イン・スーパー、辛坊さんの毒入りギョーザ事件でのコメントでは、中国側の声明に対する福田首相の拡大解釈を皮肉っていた。。。。マスコミはアレをすっかり事件に仕立て上げて、それが前提で物事が進んでいるようだ。いつのまに???

アレは事件じゃなくって、中国でのデフォルトの農作法の結果なんだけど・・・・・。で、そんな国から、農作物と加工食品を輸入しないような対策を日本政府に考えさせなきゃならないと思うんだけど・・・・。

辛坊さん、福田首相を皮肉くるのはいいんだけど、いつもの調子で『そぉ~~~~じゃナ・イ・ダ・ロ』ってやって欲しかったけど、辛坊さんでも、やっぱりアレを事件にしちゃう方針には逆らえないのかなぁ。。。。

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