音楽

December 16, 2011

現代における『十分の一税』と『クロスロード』

20111216_robert_leroy_johnson_cross中世のヨーロッパでは教会(ローマ法王)はウマいことを考えて、収入源を確保していた。とにかく、モノが動けば、自動的に入ってくる仕組みなんだからスゴイ。

よくわかんないんだけど、教会は“破門”という手段を用いて、この仕組みを“可動”させていたらしい。その当時は、庶民は生まれて洗礼を受け、結婚を認めてもらい、死んだら天国に行くための手続きを、その地方の教会や修道院などが担っていた。

庶民は庶民で、こういうことをしてもらうために、納税していた。っていうか、神父さんや修道士さんがいないと、生活できないって感じていた(らしい。でも、ドラマ大聖堂や映画ロビン・フッドを見ると、ソレばかりじゃないように描かれて入るが・・・)。

破門はこれらの権利の剥奪を意味する。

また、地方の王様は、その土地を支配する権利、税金を課す権利を教会から与えられていたから、破門されたら“ただの人”になるわけだから、不本意ながらも教会にしたがっていた。

なんで?  ヨーロッパ全土と諸々の権利がローマ法王にあるんだ?

と、、、これは、『コンスタンティヌスの寄進状』とやらに、根拠があるらしい。


もっとも、この『コンスタンティヌスの寄進状』はルネサンス期に“ニセモノ”だってばれちゃって、中世は終わりを告げる・・・・・。


というわけで、現代の『コンスタンティヌスの寄進状』に相当するものは何だろう?って考えてみた。。。。っていっても、自分の住んでいる業界のことしかわかんないから、この辺を考えてみると、、、、

あったよ、ありましたよ・・・・・・・。

でも、怖くて具体的には書けない・・・・・。みんなが一丸となって、自分たちの利権と栄誉の為に、、、、、

そして、面白いことに、この業界の中でも少なからず『コンスタンティヌスの寄進状』を心の底から信じている人がいる。。。。。子供みたいに純粋、、、、な人だけなら害はないのだが、その道のオーソリティ、、、組織の“お偉いさん”だったりするから、始末が悪い。

この構造は、中世も現代も、全く変わっていない・・・・みたいだね。

従って、現代日本の消費税10%は、実現される。確実に。まさに、『十分の一税』だ。


さて、興味は、何故、心の底から信じてしまう人がいるのか?に移る。


話は、一気に飛んだところから。。。

エリック・クラプトンの「クロスロード」って曲なんだけど、私は、クラプトンのオリジナルだと思っていた。

「ロバート・ジョンソンがオリジナルだ」って声高に言う人がいるんだけど、実際、そういう知識なしに曲を聴いてみて、これが同じだと思う人はいないんじゃないかな?

それほど、印象は違う。

下手に知識があると、自分の感性や印象まで変化してしまうという、とても良い例だと思う。


さて、話は戻って、この業界の中でも、特に、オーソリティや組織の“お偉いさん”にも、“本気で信じている”人が存在するのが、まさに、このような理屈からではないかと思うのだ。

自分で“感じた”り“経験”した事ではなく、“理想的なもの”“権威のあるもの”から与えられたり、あるいは、そういう人たちの同士で互いに褒めあったり情報交換したりしていると、、、、、というわけ。逆に、何もしらないと、、、、この場合は、「ロバート・ジョンソンがオリジナルだ」を知らなかった人たちが大勢いたから、イギリスでロックは発展したともいえる(和音じゃなくアルペジオじゃなく“リフ”なんだよね。ロックのギターは)。オーソリティやお偉いさんは、「ブルースとしては、邪道だ」とかなんとかイッちゃいそうだからね。

比喩が過ぎたけど、感じたのは「医療は高尚なものじゃない」「患者さんは常に高尚なものばかりを望んでいるわけではない」ということ。それを、こっち側のお馬鹿さんたちは、“理想像(自分たちに都合よい患者像)”を作り上げて、マスターベーション(先の中世の庶民も、歴史のオーソリティが作り上げた“理想的な庶民像”なのかもね)。


さぁ、どうしましょうか??


でも、この情報化社会で選択肢が多い時って、人は、まともな判断が得られないように進化したみたい。

しょうがないね。

少ないほうがよいのはどんなとき?(When Is Less More?)

Science November 18 2011, Vol.334

多過ぎる情報のために、意思決定の能力が妨害されて、最適ではない選択をする結果になることがときどきある。

FreidinとKacelnikは、この「少ないほうがよい(less is more)」効果をムクドリで探求し、文脈情報がムクドリの「最適な」エサを選択する能力を妨害していることを確認した(p. 1000; またGiraldeauによる展望記事参照のこと)。

しかし、このことはトリが同時に複数の選択肢を提示されたときだけ、正しかった。

それとは対照的に、トリがエサの選択肢を順番に提示された場合には、そのエサ発見の文脈を知っていることは、最適な選択をする助けになったのである。

自然界では、ムクドリは無脊椎動物をあさっていて、同時に多くのエサにでくわすことはありそうにない。

つまり、意思決定というものは、選択肢が同時に与えられたら失敗するにもかかわらず、文脈情報を選択決定に用いるよう進化してきたのである。

Rational Choice, Context Dependence, and the Value of Information in European Starlings (Sturnus vulgaris)
pp. 1000-1002

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April 07, 2011

黒豹が花粉症

20110407_leopard我輩の黒豹、ソリッドカラーの黒のホディーにウォータースポットみたいなのが、ビッシリと・・・・。

本日、久しぶりに洗車してみて、ビックリ、、、と言うわけです。かなりの期間、ほこりを被ったまま、ほったらかしていたので、こんなになってしまった・・・・

(T_T) 号泣。

黒のボディーが白っぽく見えるくらい、ほったらかしていのて、こうなってしまったのか・・?涙目をこすりながら、ディーラーに直行したのですが、担当の A 氏が開口一番、、、『あぁ~、花粉ですねぇ』と。

『えっ?花粉?』
『そう、花粉なんですよ。今年は何人もいらっしゃいますよ!こうなっちゃうと落ちないんですよね。今、業者さんに電話してみますね』

・・・・・・・・

待つこと、10分、その業者さんが来た。

いろいろと、説明してくれた。

『ここは、ウォーター・スポットなんですよ。ここは似てるけど花粉なんですよねぇ』
『ちょっと、処置してみますよぉ~』

『えっ?もう、治してくれるんですか?』

『いえ、ちょっと、お湯かけて、こすってみます・・・・』

『えっ?  お湯?』

担当氏が、説明してくれた。
『お湯をかけて流すと、取れるんですよねぇ。もっとも、花粉が積もって、その後、雨が降ったりして、時間が経っちゃってると、取れずらいんですけど。。。私も、立ち会ってきます。。。ちょっと、キーを』

黒豹はピットの方に連れて行かれ、、、まつこと、30分。

『ボンネットを処置してみました。こんな感じですね』

と、、、そのボンネットは、ソリッドのピアノブラックが蘇っている・・・・。

(^O^)

---やったぁー---

担当氏は続ける。
『今、本格的に磨きをかけても、まだまだ、花粉が降ってきますから、花粉の時期が終わってからにしませんか?』

というわけで、7月の車検の時に、ボディーの処置もお願いすることにしたのだった。

いやー、こりゃ、まさに車の花粉症だよなぁ・・・・・、しかも、お湯で治療が出来るなんて、、、、しらなかったなぁ。。。

花粉が積もった上に雨が降ったボティーをほったらかして、ウォーター・スポットをしこたま作ってしまったことのあるみなさん、、、《お湯をかける》といいですよ。知らなかった、私は、コーティング・ケア用に付いてきた洗剤でコシコシ洗って、表面保護剤を塗りまくって徒労に終わってしまいましたからね。。。

ヾ(*`Д´*)ノ"彡


さて、話は変わって、このブログの左サイドバーに張ってある《人気フレーズランキング》に「恋するカレン」ってのが入っているのに、ふと気づいた私は、不思議に思って調べてみたら、、、、、

2011年3月21日に大滝詠一のアルバム「A LONG VACATION」の30周年記念盤の発売に合わせて、NHK-FMにて『今日は一日大滝詠一三昧』と題して、10時間余りに渡って特集が放送されたのそうだ。

私は、2010年5月31日に、「恋するカレン」と題して、記事を書いている。これが、検索されて hit しているみたいなのだ。。。。


3月21日は、わたくし、マリンパの誕生日です。そして、誕生日には、毎年、一泊の家族旅行にでかけているのですが、今年は震災でそれどころではなく、、、自分の誕生日どころではなく、、、、まして、大滝詠一の「A LONG VACATION」の30周年記念盤の発売があったなんて、露知らず、、、、、、

というわけで、青春どまんなかで、数々の甘く切ない思い出とともに思い出される、大滝詠一のヒット曲の数々を、聴き返しているところでした。昨夜は。

ついでに、YouTube で検索してたら、「恋するカレン」の中西保志のカバーを見つけ、、、、

(・∀・)イイ

中西保志、いいです。大滝詠一もいいけど、中西保志もバツグンですね。そして、私の中で【発見】なのは、スガシカオの夜空ノムコウのカバー、、、、

キター━(゚∀゚)━!!

もひとつ、おまけに、最近のお気に入り、、TOKU さん。彼の歌う『 She 』も絶品です。私も、彼らのような【声】を持っていたら・・・なぁ、今の仕事なんてしてない・・・・。あっ、ケツメイシならぬ、パパベリンなんて名前でデビューして二足のわらじ・・・・。


本日は、お休みの日でしたので、かるぅ~い、お話。これで、おしまいです。

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February 23, 2011

いいもの見っけ!! RSDA302U と 音質

20110223_rsda302u去年の3月、《iPhone で在宅医療を効率化&「SIMロック」制限解除》で、回りくどく書いてたアレ、職場の BGM 用に自宅サーバに蓄積されている音楽ファイルを利用するって話なんだけど、具体化するのに、いいもの見つけた。

自宅サーバって言ったって、Web サーバだから、著作権がらみで、なんか、ヤバそうなんで、回りくどく書いたんだけど、今回も、ズハリは書けないから、ハードについてのことしか書けないんだけど。

職場には、壁に BOSE のスピーカーが張り付いていて、アンプを介して音を出してたんだけど(20年以上も使ってる)、このアンプが調子悪くなっちゃって、、、、ってわけ。

アンプ、、、高額なんだよねぇ、、、、だから、、、、(昔は経費でホイっと買えたけど)おいそれと買えなくってさぁ、、、、色々と探してたら、なんと、2万円を切る(ACアダプタも必要だから結局24,000円)価格で、良さげなのを見つけちゃったのよ。

それが写真のコレ。

LINE の他に、USB からも入力できる。なんと手間要らずでしょ!?

アナログのスピーカー端子からなんてのは、、、アンプ→ボーズのスピーカーでは、もったいないっていうか、やっちゃ、いけないでしょう。雑音、入りすぎってことで。

で、いろいろと、パソコンで再生する音楽の音質のことを調べてたら、、、、、Windows では、音楽再生ソフトにより、音質が落ちるのもがあることがわかったのです。

20110223_windows_audio_interfacesWindows標準のサウンド再生機能には「カーネルミキサー」って言う機構が内在し、この処理中にサンプリングレートコンバータってのが存在する。Windowsの基本サンプリング周波数は48KHzなので、元が44.1KHzの曲データを演奏させると、強制的に一度48KHzに変換されてるので、非常にマズイってワケ。(もともと、カーネルミキサーってのは、音楽のほかに Windows の警告音とかを同時に鳴らすためのもので、サンプリング周波数の違う音源を同時に鳴らすための仕組みだ。詳しくいうと、左図の通りAPI から デバイスドライバの間で動作するもの。だからレイテンシーの原因でもある。音楽聴きながらだと、ポォーンって音が遅くなったでしょ?昔は)

ただし、これを使わずに再生する方法もある。ASIOやWASAPIといった規格に対応したサウンドデバイスと再生ソフトを使用する方法だ。

ASIOってのは、もともと音楽製作用のサウンドデバイスの規格で、カーネルミキサーをすっ飛ばすことで音質改善とレイテンシーの低減を実現するためのもの。

WASAPIというのはASIOと同じく、カーネルミキサーを使わずに済ませるための規格だが、マイクロソフト純正。Windows Vistaから標準装備になった。で、排他モードと共有モードという二つの動作モードがあるのだが、Windows Media Player の場合、カーネルミキサーを使う共有モードでしか動作しないらしい。iTunesもそうらしい。

これらのことは、、さらに、keisuke.sound さんのこのページを読んで、深く、納得したワケよ。

keisuke.sound さん、エラい詳しいっ!!感謝感謝(って、勝手に画像を拝借させてもらった)。


私のやろうとしていることは、結局、FLASH を使って(YouTube なんかと同じ)音楽ファイルを再生する事だから、、、、まぁ、音質は、保障できないってことだな。(まぁ、この方法なら Web ラジオも聞けるから、ヨシとするかっ)


20110223_rnsw32lcdこの RSDA302U はネットで直販もしてくれるんだけど、他にも、強力なツールがあることが判明した。

LAN 配線をスピーカーケーブル代わりに出来るって代物。こりゃ、、、かなり、

(・∀・)イイ !!!

使い方は、、、接続イメージを見てもらえれば、一目瞭然ってことで。いろんなこと、出来そうっ!!


いいもの見っけ!!のついでに、、、先日、アマゾンで『症候診断トレーニングDS』なるソフトを買ったのだ。今、風邪ひいてて体調が最悪なので、まだやってないんだけど、レポートはそのうちに・・・・。

このシリーズには、『らくらく心電図トレーニングDS』とか『解剖生理学DS』なんてのもある。

お手軽に勉強するには、いいかもね。

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December 25, 2010

デビー・ギブソン I Love You

20101225_ms_vocalistデビー・ギブソンってご存知だろうか?

知らない?

じゃ、尾崎豊は?

I Love You くらいは知ってる?

私も、その程度だ。

デビー・ギブソンは、デビューアルバムを“聞いた※注”くらいだし、尾崎豊は、世代が違うから名前しか知らないし(I Love You って曲があるのは知ってた)。

※注:20年以上も昔の話だが、その当時、職場の BGM に CD チェンジャーを用いて好きな曲を流していた。職員の誰かが持ってきた(買ってきた)CD にデビー・ギブソンがあったので、聞けたのだ。


で、デビー・ギブソンと I Love You とくれば、、、、、MS.VOCALIST 。エリック・マーチンの MR.VOCALIST の続編?

私は、先日のベストヒットUSAで知ったくらいだから、かなり遅い。まぁ、別にデビー・ギブソンのファンじゃないから、当然なんだけど、、、、、

コレ、かなり、(・∀・)イイ。

I Love You 。それと、Suddenly~ラブ・ストーリーは突然に~ 。なんか、聞いてて恥ずかしくないっていうか、、、、原曲はそれぞれ、、私にとっては、人前では恥ずかしくて聞けない・・・・・って感じなんだけど、デビーのカバー版は、、、、良いよっ!

恥ずかしいってのは、、、一時期、ハープルやツェッペリンの“売れせん”の曲が、恥ずかしくって、人前で聞けなかったのと、似ている。こっちは、今じゃ、堂々と聞けるけど。Char の TRADROCK で、ベンチャーズもやってるけど、“テケテケ”も今じゃ、恥ずかしくなく、聞ける(たまに、ギターを引っ張り出して弾いている)し。


さて、I Love You と Suddenly~ラブ・ストーリーは突然に~ がイイヨって言ったって、誰にでも、、、、

“(・∀・)イイ”ってワケじゃない。


この“違い”・・・・中々、言葉じゃ説明できない。好き嫌いってことだけど、それ以外にも、あると思う。そう、言葉に出来ない。。。。そういや、小田和正のアルバムにあったなぁ、そんなタイトルの曲が、、、


さて、仕事モード。

長いことやってると、当たり前になっちゃう感覚、こんなところにもあった。多分、他の業界の人では、「えっ?」って感じだと思う。

例えば、業界のニュースで「海外のRCT結果からPSA検診の有用性を確認」なんて見出しが躍ったとする。

業界の感覚は、、、日本で 60歳代以上の高血圧症例で発生する1つの心血管イベントを防ぐためには、およそ100人の降圧薬治療を要する。それと比べれば、前立腺がんの死亡を1人減らすために必要なスクリーニング受診者は、293人のPSA検査、12人のがん診断症例、7.6人の積極的治療であるから、、この検査の効率は高く、、、それ故、「有用性が確認された」となるのだ。


この“有用性”っていうのは、患者個人に対しての有用性でないことは、なんとなく、わかると思う。では、何に対しての“有用性”なのか?

それは、医療制度にとっての有用性なのだ。憲法で国民が健康に生活する権利を保障しているから。日本では。医療行為の免許制もその流れ

そして、医療が合理的に行われているのなら、個人にとってもメリットがあるって考えるワケ。個人的にはメリットのない人もいれば、デメリットがある人もいるんだけど、平均しちゃうと(表面に現れない副作用は無視してるから)消えちゃうから。

だから、「個の医療」なんて言葉も生まれる。


今でこそ、ブログで毒を吐きまくっている(正直者になっている)私も、一時期は、パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」が恥ずかしくて聞けなかったが如く、一般人の感覚を“もろだし”にすることが、出来なくて、医療人の感覚を纏ったものだった。

RCT の結果に違和感を感じつつ、「もっともだ」「有用性がある」とかいっちゃって。

でも、いつの頃からか、“吹っ切れ”て、、このブログで書いているような“感覚”になるのだが・・・・・。だって、高血圧だって、100人に薬を飲ませなきゃ、ご利益があるかどうかすら判定できないんですぜ!

しかし、今でも、仕事中は、同じデータを根拠に、「だから、必要なんです」って説明に持ち込むんだけどね。ブログじゃ、逆のこといっときながら、、、、
 
 
 
こんな理由で、一般の人が、知識が無いが故に、価値観を刷り込まれていくのを見てられなくて、、、、なんて、かっこつけてもいいんだけど、、、、来年も、こんな調子で、やっていきます。

で、多分、今年最後になりそうなので(書くかもしれないけど)、ネタを、もう一つ二つ。

造血幹細胞移植による“HIV感染症完治”の道筋が示される注目されるドイツからの1例報告

東札幌病院副院長・化学療法センター長 平山 泰生

研究の背景:薬物療法は進歩したがHIV完治の報告は今までなかった

 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症により、CD4陽性リンパ球が減少して免疫不全が進行し種々の日和見感染症や悪性腫瘍が生じた状態を後天性免疫不全症候群(エイズ)と呼ぶ。HIV感染からエイズ発症までの期間は数年から数十年であるが、最近の抗HIV薬の進歩により、予後は著しく改善した。しかし、HIVを完全に除去することはまだ不可能であり、長い間に薬剤耐性ウイルスが出現し病勢が悪化することがある。

 HIV表面のgp120がCD4分子と親和性が高いことから、HIVは主としてCD4陽性リンパ球に感染するが、リンパ球の細胞膜とHIVの外被膜の融合には第二の受容体としてCCR5といったケモカイン受容体が重要な役割を担っている。CCR5をコードする対立遺伝子のうち、32塩基対が突然変異で欠損した遺伝子(CCR5 Δ32)をホモ接合で持つ人はHIV感染に対して抵抗性を有することが知られている(Cell 1996; 86: 367-377)。

 今回は、急性骨髄性白血病(AML)に罹患したHIV感染症患者1例に、このCCR5 Δ32ホモ接合ドナーから採取した造血幹細胞を移植し、HIVの消失を確認したドイツからの報告を紹介する(Blood 12月8日オンライン版)。


研究のポイント:HIV感受性のない変異遺伝子を有するドナーを選択することにより白血病とHIVが根絶

 患者は40歳男性。10年前にHIV感染症と診断され抗HIV薬の投与を受けていた。2007年2月にAML〔FAB分類はM4(骨髄単球性白血病)、正常核型〕と診断され抗がん薬治療を受けたが再発し、CCR5 Δ32 ホモ接合非血縁者をドナーとする末梢血幹細胞移植を受け、その時点で抗HIV薬投与は終了した(N Eng J Med 2009; 360: 692-698)。翌年AMLが再発したため、同様の手順で幹細胞移植が繰り返された。

 抗HIV薬を中止して3年半が経過した現時点で白血病細胞もHIVも検出されず免疫機能も正常であり、HIVは完治したと診断された。


私の考察:現時点では一般化できる治療ではない

 エイズはCD4陽性リンパ球の減少が致死的であるため、われわれ感染症と移植にかかわる医師たちはエイズによる死亡例が多い時代には、「造血幹細胞移植によりリンパ系造血を再構築するとCD4陽性細胞数の再増加が図られるのではないか」と話したものである。しかし、その場合でも移植後に増加してきたドナーCD4陽性細胞へのHIV感染は避けることができず、結局HIV感染は継続されることになる。その後の抗HIV薬の進歩により予後が改善されてきたため、「HIV感染症に同種移植」という発想は薄らいでいた。

 最近のウイルス学の進歩によりHIVの感染機構が詳細に解明され、リンパ球表面のCCR5が重要であることや、その変異によりHIV感染に対し感受性のない人が存在することなどが明らかとなってきた。

 今回の症例はAMLを合併したHIV感染症であるのが特殊である。再発したAMLは造血幹細胞移植が標準的治療である。どうせ移植するのならHIVに感受性のないドナーを選ぶのは理にかなっている。そこで、多数登録のある骨髄バンクの中からCCR5 Δ32 ホモ接合非血縁者を選択した。この変異は白人の1%程度に存在するようであるが、日本人のデータは明らかではない。

 私が以前解説したように、造血幹細胞移植はいまだに高率(26%)の治療関連死亡を伴う治療である。したがって、HIV感染症患者の一般的治療として今回の方法を行うのはリスクが大きく非現実的である。しかし、患者リンパ球をCCR5 Δ32 ホモ接合に置き換えることができればHIV感染症の完治に至ることが証明されたのは重要であり、より安全な治療法の開発につながってゆくと思われる。


灯台下暗し・・・・まさに、そんな言葉が頭をよぎる。上、引用で平山氏が言っているように、幹細胞移植は『エイズ、CD4+T細胞がなくなるんだったら、補充すればいいじゃん!・・・あっ、でも、再感染しちゃうかぁ・・・!こりゃ、使えねぇや・・・ポリポリっ!』って。そうこうするうち、そんなこと忘れちゃって・・・って、そんな治療法だ。もともとは。

でも、エイズが世の中にデビューした当時と違うのは、、、、CCR5 バリアントの中に、HIV 感染に対して“耐性”のタイプがいるってことがわかり、そのタイプをドナーとして、骨髄移植したら・・・・・完治しちゃった(HIV が消滅)って、今回の事例。


MT Pro のこの記事読んで、アレって思ったのは、、、、CCR5 Δ32ホモ接合ドナーの人口に占める割合。ヤッパリ少ない。日本人では、、、確認すらされてない。確立された治療法になるのか?こんなにドナーになれる人が少なくて・・・ってこと。

それから、CCR5 Δ32、免疫学的な脆弱性はないのか(ケモカインレセプターとして機能すんのか)?、、、、そのタイプのヒトは、免疫学的恒常性を保つために、CCR5 の変異を補償する別の変異か何かがあって、トータルの結果として免疫機能が保たれてるって考えるほうが、合理的なんだけど、、、、。だとしたら、CCR5 Δ32 の“骨髄だけ”を移植しても、、、、って。


---ほっときゃ、死んじゃうから、、、いいのか?---


なんて思ったら、平山 泰生氏は、私には思いもよらぬ理由、すなわち「造血幹細胞移植はいまだに高率(26%)の治療関連死亡を伴う治療である。したがって、HIV感染症患者の一般的治療として今回の方法を行うのはリスクが大きく非現実的である」って理由で、「ちょっと、待てや」と注意を喚起している。。。。


ふぅ~ん、なるほど、、、、ねぇ。。。。そういうのも、、、あるかぁ・・・


私なんぞ、死亡率に関しちゃ、、気にしなくても、、、ガンガンにやっちゃっていいんじゃないの?完治するんなら!って思うんだけど。。。。

だって、キャリアーって、建前じゃ、差別されないことになってるけど、、、、、影じゃ、、、、、、って。モラルや道徳(差別はイケナイ)で解決できない部分がいっぱいあって、QOL は低いんじゃないか?って感じるから。つらいと思うよ、SEX ナシの人生は、笑い話じゃなくって。。。。


ちょっと、脱線して、愚痴るけど、、、、

マスコミなんぞに登場する偽善者どもは、「コンドームを付ければ、安全」とか言いながら、自分自身は、(コンドーム付けてもキャリアーとの SEX は)しないんじゃない?(本心から、HIV キャリアー と SEX することに抵抗感を抱かない人がいたら、私は、尊敬します)。

「抵抗がないといったら、ウソになりますが・・・」とか、言うんだよ。こういうヤツ等。突っ込まれると・・・・。

こういう、偽善的でイヤ~なムードの中でも白々しく「長生きしてね」っていう、、、日本人に多いよね。


アキレウスじゃないけれど、「じゃ、はっきり言おう。私は腹で思っていることと、口で言うことの異なる奴が、地獄の門と同じくらい嫌いなんだ」と。


だから、私は、HIV キャリアー との SEX は「いやだもん」って、ハッキリ言う。

でも、「イヤだ」という私を非難する人、いると思う。医原病としての HIV 感染 なら、こんな事を言うのは、非難されて当然だし、私だって、口が裂けても言わない!

でも、実際、日本(先進国の中で唯一)で、年々、感染者が増えているのは、性行為によってだ。

赤信号、みんなで渡れば、怖くない・・・みたいな、“軽いノリ”で安易に“リスク”を犯すのは、『エイズは、もう、怖い病気ではない』みたいな“間違った”啓蒙(HIV 感染者が差別されないようにとの配慮なんだろうけど、浅慮だ!)と、心の底では“差別”してるのに、偽善的に振舞うことにより形成されたコンセンサスによって、助長されているんだと思う。

タバコのパッケージに、アメリカのような“強烈な写真”を使えない国民性(喫煙者への精神的な配慮なんだろうが、これも薄っぺらな偽善だ)が、このような“悲惨”な感染者を増やしているのだ。


そう、日本人の薄っぺらな“善意”が、HIV 感染者を増やしているんだよ、、、明らかに。


こういう、偽善的な態度に、猛烈に嫌悪を感じる私は、だから、敢えて、、、、


HIV キャリアー との SEX は「いやだもん」


って、書いている。(そんなふうに思われたくなかったら、安易にリスクを犯すなってこと)


もし、私が、HIV に感染したとして、パートナーにこんな理由で SEX を拒否されたら悲しいし、パートナーに拒否する事に対する自責の念を感じさせたくもない。

だから、HIV を体内から、駆逐したい。26%の確率で死ぬとしても。


日本人って、、、「とにかく、命が一番大事」って、、、あるよね。「人一人の命は地球より重い」とかなんとか、、、私の最も嫌いな言葉なんだけど。

AIDS の場合は、性を語る事のタブーな国民性が、「セックスの出来ずに、生きていて、楽しいのか?」を、ホンキで議論できない状況にしてるんだよね。

だから、とりあえず、「長生きしてね」って、お茶を濁す。


話を戻して、、、でも、そもそも、この移植治療ロジックに“穴”があるなら、、、、、。26%の確率で死ぬ治療は、受けたくないよ!

当然だけど。100%の HIV 排除が可能の上での話。

でも、どうなんだろ?、そんな免疫学的な疑問って、クリアされてから、移植に踏み切ったのか?この症例。なんか、違うような気がするんだけど・・・・・なぁ。もともと、白血病患者だし・・・・?(CCR5 遺伝子の32塩基欠損だけでイケルなら、ドナーが足りなくたって、遺伝子治療でイケネ?自己幹細胞に細工して、、、これなら、26%死亡もないし)


骨髄移植、白血病なら良くって、エイズじゃイケナイ理由って、、、、何?
 
 
 
って書いてて、ふと思ったんだけど、、、、

日本人って、もしかしたら、、、ホンキで、セックスには、あまり興味ないのかなぁ?

東北大学の並木俊一氏らが実施した研究(J Urol 2008; 179: 245-249)では、SEX 頻度が低くても、QOL低下に直接つながらないっていうし、、、、

最近の若者は、草食系になっちゃったって言うし、、、、

でも、女子は肉食系、、、、だっていうし、、、、

どうなんだろう?

日本人70歳代の性交頻度「年1回以上」が3割、関西医大の調査

第29回日本アンドロロジー学会で発表

 国際比較で性的活動に積極的でないとされている日本人。英コンドームメーカーのデュレックスが世界41か国・地域を対象に実施した調査(2005年)では、わが国における1年間の平均性交回数は45回で、世界平均(103回)を大きく下回る最下位だった。関西医科大学泌尿器科の谷口久哲氏らは第29回日本アンドロロジー学会学術大会(7月30~31日、東京都武蔵野市)で、わが国の排尿障害および前立腺疾患を有する中高年男性を対象にした性的活動調査の結果を発表。全体的にはここ数年で性交渉を持たない割合が半数以上だった一方、70歳代の性交渉頻度は年1回以上が3割近くにのぼった。同氏は「年齢とともに性的活動は低下することが明らかになった」としつつ、国際比較についてはわが国の文化的差異を考慮するよう訴えている。


泌尿器科外来受診の40~89歳男性が対象

 谷口氏らは、2008年1月以降、約1年間に関西医科大学枚方病院泌尿器科外来を受診した患者で、おもに排尿障害と前立腺疾患を主訴とした40~89歳(平均年齢67.9歳)の男性327例を対象に、初診時に自己回答式質問紙を配布。性交の頻度を聞いた。年齢構成は40歳代7%、50歳代10%、60歳代36%、70歳代37%、80歳代10%で、受診目的は前立腺がんの精査が38%で最も多く、下部尿路障害の精査が37%、尿路結石の精査が7%などとなっている。

 その結果、全体で「数年間性行為はない」と回答したのは53%にのぼっていた。一方、「性行為あり」と回答した154例の内訳は、「1か月に1回以上」が28%で最多。それに「1か月に1回程度」が24%、「半年に1回程度」が19%、「2か月に1回程度」が12%などで続き、1か月以内に性交渉があったのは52%となっている。

 年齢層別は以下の通り。年齢が上がるほど性行為の頻度は下がる傾向にあったが、70歳代では1年間に1回以上性交渉を持っている人が28%にのぼった。


【40歳代】
1か月に1回以上……32%
1か月に1回程度……27%
半年に1回程度……27%
数年間性行為はない……14%

【50歳代】
1か月に1回以上……24%
1か月に1回程度……12%
3か月に1回程度……6%
半年に1回程度……12%
1年に1回程度……12%
数年間性行為はない……35%

【60歳代】
1か月に1回以上……20%
1か月に1回程度……13%
2か月に1回程度……9%
3か月に1回程度……8%
半年に1回程度……11%
1年に1回程度……4%
数年間性行為はない……36%

【70歳代】
1か月に1回以上……3%
1か月に1回程度……8%
2か月に1回程度……6%
3か月に1回程度……2%
半年に1回程度……5%
1年に1回程度……4%
数年間性行為はない……72%

【80歳代】
1か月に1回以上……3%
1か月に1回程度……5%
2か月に1回程度……3%
数年間性行為はない……89%


合併症の有無が影響

 一方、合併症(高血圧、脂質異常、糖尿病、心疾患、脳梗塞、うつ)の有無と性行為との関連を調べた結果、合併症なしの116例では数年間における性行為の有無は半々だったが、合併症ありの135例では性行為なしが過半数を占めた。また、性行為合併症の有無は性交頻度にも影響しており、合併症なし59例のほうが頻度が高い傾向にあった。

 以上のことから、谷口氏は「わが国の中高年では、数年間性交渉を持たない割合が半数以上で、年齢とともに性的活動は低下する。また、合併症がある患者ではない患者に比べて性的活動が低い傾向にあった」と結論。これらは過去の調査結果を裏づけるとした。

 デュレックスの調査では、わが国の年間性交回数は平均45回で41か国・地域中最下位。世界平均の103回を下回っただけでなく、38位のインドネシア(77回)、39位のインド(75回)、40位のシンガポール(73回)にも大きく水をあけられている。

 しかし、東北大学の並木俊一氏らが実施した研究(J Urol 2008; 179: 245-249)で、性交頻度が低いもののQOL低下に直接つながらないことを明らかになった。このことから、谷口氏は「性的活動を国際比較する際には、わが国の文化的差異も考慮する必要がある」と発言。近年は前立腺がん治療において勃起神経を温存した全摘術が広く行われているなかで、わが国における中高年の性的活動の実態を把握することが重要と結論した。

 今回の調査について、座長を務めた東邦大学泌尿器科教授の永尾光一氏は、勃起障害(ED)の有無を確認していないこと、射精頻度で調査したほうが具体的に勃起機能を調査できたことなどを指摘。また会場からは、パートナーの有無で調査結果が変わるとし、次回の調査ではこうした点を区別するよう求める声が上がった。

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December 17, 2010

「読み、書き、そして顔認識」と「スウィート・トロント」

20101217_johnlennon_peace今年は、ジョン・レノンの生誕70年なのだそうだ。。。私は、どちらかというと「興味ない」「平和なんて唱えちゃって」と、特別、好きではない方だった。

ベストヒットUSAの THE legend を見るまでは。。。。。


さて、話は変わるが、、、、、人類は、顔認識をつかさどる脳領域を犠牲にして、文字認識を発達させた。進化の過程で獲得出来るほどの時間的余裕がなかったから。。。。

という論文が、Science 誌 December 3 2010, Vol.330 に掲載された。

水平方向の“顔認識”を“文字認識”に使ったのだと。。。

このことは、文字を“横向き”に書く民族と、縦書きの民族(日本人など)の、顔認識の機能に差をもたらすのだろうか??

そしてもう一つの疑問。

人類が文字認識機能を短時間で獲得した背景には、既存の機能(=能力)をつかさどる脳領域の縮小という犠牲を払っているのなら、他の、最近になって獲得した機能も、他の領域を犠牲にしている可能性はないのだろうか?

“書く”“読む”という機能は、人類が言語を獲得した後でなきゃ存在しえないから、大脳皮質の表面積が増えた後の事だ(澤口俊之)。

例えば、音楽を“創造”するという機能は、どうだろう?  動物でもメロディーを“創造”する?

単に、脳の表面積が増えたから獲得できた“機能”なのだろうか?

それとも、なにか、他の基本的な機能を司る脳の領域を犠牲にしてるのだろう???


後世に名を残す、偉大な作曲家たちは、数少ない。ある領域を犠牲にしたことで、何かと引き換えに得た“才能”なのだろうか?

読み、書き、そして顔認識(Reading, Writing, and Face Recognition)

Science December 3 2010, Vol.330

書くことや文字通信はもちろん、読むことは比較的最近の発明であり、それ故、まだ読み書きの能力を取得していなかった脳は、言ってみれば、書かれた単語をどのように処理するかを習得する際に、大昔の視覚系経路の進化的な変化に依存することができず、急遽順応しなければならなかったと思われている。

Dehaene たちは(P.1359、11月11日号電子版)、読み書きのできない成人、子供時代に読むことを学んだ成人、大人になってから読むことを学んだ成人という3つのグループの一連の視覚刺激に対する神経の応答を調べた。

読むことは、視覚経路における早い段階に水平向きの刺激に対する処理のより大きな能力を引き起こし、単語に対して特化された領域の出現にも関係していた。

この機能の獲得は、顔の認識処理に使用する側頭皮質の領域の収縮という犠牲を払ったようだ。

How Learning to Read Changes the Cortical Networks for Vision and Language
p. 1359-1364.


猫を生まれた時からずぅ~と“縦縞”のドラムで飼育すると、縦縞に反応する視覚細胞が増え、横縞には、反応できなくなる(Blakemoreら)。。。。この事を、縦縞のコンクリートジャングルで育った子供たちが、水平や斜めに弱い、、、絵がかけない、、、、なんてことの根拠にする人達もいるみたいだが、、、、そんなアホ共のことは、置いといて、、、、

横向きに文章を書く人達と、縦書きの人達では、視覚神経の犠牲の種類が違う・・・・?

もっとも、、現代の日本人の場合、今の学校教育では、横書き、縦書き、両方ともバランスはいいから、差はないのかもしれないが、アルファベット圏では、縦書きはないしなぁ・・・・。どうなんだろう??

そのことが、顔に限らず、、、身の回りの“情景”を描写する(脳で認識する)ときに与える影響・・・は、無視できないんじゃないのか?水平方向の視覚細胞を犠牲にしてるんだから・・・・?


ジョン・レノンが詩を書くとき・・・・・。曲を作るとき・・・・・。


縦書きの民族とは、根本的に違う・・・・・。だって、身の回りの“見え方が違う”。。。思い描く情景が違う。。。そして、多分、、、、、コレ、言ったらイケナイのかも知れないけど、、、、


オノ・ヨーコ。


その前に、ベストヒットUSA THE legend を見て、ジョン・レノンの対して、私の見方がどのように変わったのかを書いておくと、、、、

ヤツは(ヤツと言った方がイイくらい)、かなりの不良だったことがわかった。どこかのインテリ家庭のおぼっちゃんじゃなかった。私は、こういうの“好き”。やることが尖ってて、わかり易い。イギリスでのデビュー前、ドイツへ行ってた頃なんて、とんでもないもんねぇ。

だから、私が知ってた、、、ちょっと、トッポイっていうか、スノップな感じのする“平和主義者”ジョン・レノンとは、似ても似つかないっていうか、あんなクソ餓鬼(ワル餓鬼)が、、、、、って、どのように変わったのだろう・・・・?って。(ストーンズの面々なんて、ぜんぜん、変わってないのに・・・・・)

THE legend では、ビートルズの伝説、やっと、イギリスで、それも、ティーンエイジャーに限って、人気に火がついたところだから、真相にたどり着くのは、かなり、先のようだが、、、、


というわけで、気になっているので、ジョン・レノンのコンテンツは、ことごとく、録画しているわけですよ・・・・・・。私。スゴ録で。


で、見ちゃったのです。


「スウィート・トロント」

プラスティック・オノ・バンド


エリック・クラプトンやアラン・ホワイトを見られたのは、収穫だったけど、、、、オノ・ヨーコ、、、、、コッ、コッ、コレは、、、、、

見てはいけないものを見てしまった、、、、衝撃的、、、、絶句、、、、なんて言えばいいんだろう・・・・???

っていうか、あのコンサートの オノ・ヨーコ を評価する勇気は・・・ありません。


というわけで、ジョン・レノンに与えた影響は、計り知れない。。。。

でも、それを“受容”するジョン・レノンの“脳”が、あってこそ、、、、で、、、、彼の脳は、きっと、何かを犠牲にしている・・・・・・と、、、あの素晴らしいメロディーを作る能力、、普通じゃないし。英語の歌詞は、、よくわかんないけど、、、

Science 誌 December 3 2010, Vol.330 の論文を見て、、ピピってきたワケです。だけど、、、、どうなんだろうか?

たぶん、藪にらみ・・・・?

オノ・ヨーコ、恐るべし・・・・・・・・。ちなみに、8歳の娘が オノ・ヨーコ のパフォーマンス(ボーカル?)シーンに大変な興味を示し、繰り返し、繰り返し、見たがって、、、、、、。

アレ、絶対、何かあります・・・って。

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November 17, 2010

スコラ 坂本龍一 音楽の学校

20101117_schola特別講座 第4回目は、『“音”で楽しむスコラ・ドラムズ&ベース編』だ。

これは、6月に放送されたドラムズ&ベース編の一挙放送だったみたいだが、私は、6月に見てなかったので、昨夜、録画していた分を視聴した。


で、なんで、これを取り上げたのか・・・・・。

それは、番組途中での細野晴臣の言葉、「今は、ハシるのが楽しくってショウガナイ」の一言に、目から鱗が落ち、心の中で、何かが吹っ切れたからだ。今の今まで、ハシっちゃイケナイと思い込んでた。プロならなおさらって。

「ハシる」というのが、「テンポが速くなる」という意味だと一般的に認識されているかどうかは知らないが、ちょっとでも楽器を複数人数で演奏した事のある人なら、「最低限、守るべき事柄」という意味で、刷り込まれると思う。なにしろ、テンポを乱すことは、絶対禁忌で、恥ずかしく、能力が劣り、メンバーに迷惑をかける、バンド自体の評価が下がるとされるからだ。

たぶん、音楽を始めた頃は、テンポが乱れるなんて「チョー、かっこわりぃよ」って、誰でも感じるんだと思う。

これ自体、至極、当然で、音楽をやるなら、基本中の基本。出来ないなら、欠格事項って。でも、、、、、、

細野晴臣の「YMOの時代は、テンポの正確無比を目指していた。シーケンサーに打ち込んで、一切の揺らぎも排除することが面白かった。でも、そのうち飽きて、生演奏に戻ったよね」のような趣旨のことを語った後での「今は、ハシるのが楽しくってショウガナイ」って一言が、強烈だったのだ。

坂本龍一は付け加え、「曲の最初のテンポと最後のテンポが同じである必要は無いんだよね」と。


う~~~~~~~~~~ん、そうだよなぁ、そんなんだよっ!!

良いか悪いかは別にして、今、私の本業でのスタンスが、まさに「今は、ハシるのが楽しくってショウガナイ」からだ。

いや、手作業を早くするってことじゃないんだけど、「ほんとに、これでいいのかなぁ?」って自問自答していた部分があって、それで吹っ切れたってことなのだが。。。。


私がこの道に迷い込み、大学時代、国試合格、そして現場にデビューして10~15年の間、喩えれば、“テンポの正確無比”を目指していたワケだ。教科書を擦れ切れるまで読むのは言うまでも無く、専門書、論文雑誌など濫読、“正確無比な知識と情報”を得ることが、最低限で最善の事だと確信していた。

しかし、現場に長い時間、身を置けば、理屈に合わないことに、多々、遭遇する。

どんなに“正確無比な知識と情報”をバックボーンに業務を遂行しても、死ぬときゃ死ぬし、適当にやってても治るものは治る。。。。

そうそうするうちに、臨床の現場では、エビデンスなるものがが大流行し、製薬メーカーの持ってくる RCT の情報にまみれることになるのだが、、、、、身近な日本の現場で理屈に合わないことに遭遇はしても、西洋医学一辺倒、還元主義に傾倒していた私は、「世界には、、、」と一縷の望みを託していたのだ、、、、が、それは期待していたものとは、大違い。。。

ってのは、このブログをお読みの方は、よく知るとおり。スタチンよろしく、「えっ?その結果って、逆説の根拠にもなるじゃん」って。


そういう経緯で、現在の私の仕事のスタイルは、たぶん、大学などで教えている“薬剤師としてのあり方”とは対極の様相を呈している・・・。ンだと感じている。

仕事に対して厭世的ってワケじゃないし、人生観はペシミストってワケでもないんだけど、薬の無力さっていうのかな、結局、医療、治療って、科学ではどうにもならない部分が大きいんだから、なら、、、、って考えが、行動原理になっているってわけだ。(今でも、知識や情報を得ることは続けており、一部は、ここここに反映させているのだが、、、)


番組では、リズムが正確無比なことは大切だけど、揺らぐ(シャッフル、シンコペーション)ことが“快感”“グループ感”を生み出すよって、坂本龍一が示したワケだが、「まさに、これだ」って。

確かに、シャッフルは経験していた。楽譜には書いてないんだけど、弾んだほうが“ノリ”がいいって。でも、ずっとクラシックピアノやってたギターのヤツと一緒の時、楽譜どおりじゃないと「なんだ、できねぇのか?」って思われるんじゃないかってビビって楽譜どおりにしてたら、「もっと、弾んで」って言われて、、、、、音楽の基礎を習ってない私は「ホッ」とした経験があるんだよね。あっ、ベースやってたんだけどね。


で、医療に人間味を加えるのは、まさに、“揺らぎ”や“ハシる”っていう、正確無比を打ち破ることなんジャンって、自分勝手に納得してしまったのだ。
 
 
 
3~4年前まで、すなわち、薬学部学生の現場体験、いわゆる“実習”が必修ではなかった頃に、学生をなんどか指導したんだけど、その頃は、私の医療に対するスタンスを前面に押し出した形になっていた(と思う)。なるべく、私色を排するために、敢えて、思っていることと逆のことを言ったりしていたことはあったにせよ・・・。

ところが、薬学部が6年制になり、金太郎飴的な薬剤師を作らにゃならなくなって、型通りの指導をこなす気力も体力も失せたため、学生の受け入れには積極的なサボタージュをかましていた。途中、学生の割り振り機構を無視して、母校の非常勤講師という肩書きで指導する、、、って話もあったのだが、結局、お上に逆らえない学長の鶴の一声で、大学が学生の割り振り機構(調整機構という)に組み込まれた為、一切、遠ざかっていたのだ。

ところが、、、、今度は、経営面から、、、、学生の受け入れは、、、、という話になり、、、、シブシブ、、、、、だったのだか・・・・・。


YMOの面々もそうだったように、一時的には、画一的な正確無比を善しとする価値観にに没頭するの時期があった方がいいんじゃないか?と思えてきたのだ。

たしかに、正確な知識も情報もないのに、“揺らぎ”“ハシる”があったんじゃ、ただの“おバカさん”“ど素人”と変わりないもんね。

ジェフ・ポーカロは意識的にシャッフルするが、ジョン・ボーナムは“素”でシャッフルする。どちらも、とびきりのグルーブ感を醸すけど、やっぱ、薬剤師は、ジェフ・ポーカロを目指すべき・・・だよねぇ?ジョン・ボーナムじゃ、、、ヤバくね?ど素人じゃなくっても。

というわけで、正確無比な基本中の基本を学生に指導するという事に、自分なりに納得できる“理由”を見つけたってワケなのだ。
 
 
 
ところで、AUTOCAR JAPAN 今月号の最後のページのコラムに、面白いことが書いてあった。

美空ひばりが若かりし頃リリースした“ナット・キング・コールをしのんで ひばりジャズを歌う”を評しているのだが、、、、美空ひばりは、この頃、2拍目と4泊目の拍子をとることを、覚え損ねた。一拍目に拍子をとってるから、独特ではあるが、泥臭い、スイングしてないんだ・・と。

確かに、今、現在、ありとあらゆるシーンの拍子は、“裏”だ。これを、クラシック音楽よろしく、1拍目・・・・・、オイオイ、ヤメテクレ、、、、くっ苦しい・・・よっ。

てな感じだろう。でも、ひばりは敢えて、それをやらないことで、演歌の女王の称号を得たわけだ。どちらが良かったかは、わからないけど、無意識に“裏”を取る体質になってしまっては、演歌は歌えなかったよなぁ・・・・。

表も裏も、、、を状況に合わせて、自然体で、、、って、出来る人、いるのかな?でも、いるとしても、まず、クラシック=基本を徹底的に学んだ人だろうなぁ。。。。裏は、特別、学ばなくても、“ノリ”だもんなぁ。。。

医療においても、まず、基本、、、、、、、、って、アレっ?

昔から、誰かが、言ってることジャン!!!!!俺って、今頃、腑に落ちてる、、、。まぁ、いいか。

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May 31, 2010

恋するカレン

20100531_a_long_vacationコーダ、今風に言えば“リフ”って感じ?でも、リフは大団円を示すわけじゃないから、ちょっと違うか?ロックなんかじゃ冒頭にカッコイイ“リフ”を持ってきたりするからなぁ。。。そうすると、昔のポピュラーはクラシックのしきたりが・・・・

まぁ、そんなことはいいんだけど、、、、、


「ふと、眼があうたび、せつない色のまぶたをふせて、頬は彼の肩の上」


昨日、NHK 音楽のチカラ「青春の言葉 風街の歌 作詞家 松本隆の40年~」を見た。

松本隆、、、っていうか、大瀧詠一を知ったのは、高校卒業後だから、いわゆる“リアルタイム”ではない。「はっぴいえんど」のメンバーだったことも、細野晴臣、鈴木茂、と接点があったことも、ずぅ~っと後になってから知った。。。。

洋楽にかぶれていた私は、日本人には見向きもしていなかった。ちょっと聞いたのは、ジョニー・ルイス&チャーくらいなもの・・・。

それが、高校卒業後、急に聞くようになったのは、ワケがある。


現役時代、受験勉強などしなくても大学くらい楽勝・・・なんてナマイキな事を密かに思っていた私だが、見事に、全部、落ちて・・・・・傷心なフリしつつ浪人、、、、車の免許を取得して、せっせと“遊び”に励みはじめた。

バイクは持っていたけど、浪人生がバイクじゃ子供っぽい・・・・、バイクじゃ音楽が聴けない・・・・、おしゃれな女の子に相手にされない・・・・・等など。

悪友によると、大瀧詠一の『A LONG VACATION』がイイらしい。

カセットテープに吹き込んで、海に出かけ・・・・・・、効果を試す・・・・。

---イケル---

こりゃ、不良っぽいカッコも言動も卒業しなきゃ・・・・・って。


でも、一曲だけ、妙に心に“グサッ”って来る曲があった。それが、「恋するカレン」だ。

「ふと、眼があうたび、せつない色のまぶたをふせて、頬は彼の肩の上」

この“コーダ”ってゆーか“リフ”にヤラレタ。

メロディー重視だった私の脳に、歌詞の“凄さ”というくさびを打ち込んだのが、この「恋するカレン」だった。


そんなこんなで大学に入り、カラオケなんぞで『A LONG VACATION』の曲を歌いまくったりした。

「あんめぇ~はこぉ~われたぴ~あ~のぉ~さぁ~」なんて。

でも、「恋するカレン」は、なんか、妙な気持ちになり、避ける事が多かった。

そして、すっかり、忘れていった・・・・・・。


NHK 音楽のチカラと前後して、SONGS では松田聖子を特集してた。その流れがあったのかどうか、松本隆をフィーチャーした番組では、大瀧詠一は登場しなかった。

KinKi Kids, 薬師丸ひろ子, 綾瀬はるか, 近藤真彦, 寺尾聰, アグネス・チャン, 太田裕美, 原田真二, 森進一, YMO, イモ欽トリオ, 中山美穂・・・・・。

まぁ、しょうがないけど、、、、


でも、松本隆の曲の「恋するカレン」をはずしたのは、、、、納得がいかない・・・・のだ。松田聖子は松本隆を「天才です」って言ってた。それに異存はないけど「恋するカレン」に言及しなかったのは、減点だ。


松田聖子を「好きだ」というと怪訝な顔をされる事が多いが、松田聖子を好きになったのは、新宿カンタベリーハウス“ギリシャ館”で「青いサンゴ礁」を聞いてから。

『えっ?「アップサイド・ダウン」の後にこんな曲かかるのぉ?』って。

アイドルとして好きと言うワケじゃなく、オリビア・ニュートンジョン&ELOの「ザナドゥ」路線として、好きになった。


聞いてるうちに、松本隆、大瀧詠一コンビの楽曲になり、ハマった。松任谷由実の時代になると、義務感っぽかったけど。

というわけで、隠れ松田聖子ファンを Coming out してしまったが、彼女が「恋するカレン」を評価してないのは、、、、残念だ。


というわけで、「恋するカレン」、、、私みたいに、思い入れのある人、いると思うんだけどなぁ?


p.s.あの番組を見てから、GT-Rで流すときの BGM はもちろん、『A LONG VACATION』だ。黒い R35 GT-R の中で、眉を寄せ、口をすぼめて歌っている運転手の姿を見かけたら、笑ってやってください。

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December 12, 2009

エリック・マーチン プライド

20091212_eric_martinエリック・マーチンといえば、私の中では Eric Martin Band のこの一曲『Sucker For A Pretty Face』だ。たった1枚のアルバムをリリースしただけで、バンドは解散し、エリック・マーチンはソロ活動から Mr.BIG へと続くのだが、、、、

Eric Martin Band をリアルタイムで FMラヂオ で聞いて、一発でハマってしまったのは、エリック・マーチンの歌唱力故だ。それこそ、録音したテープが擦り切れるくらい聞いた。ルックスもかなりイケテルのだが、その当時は、知らなかった。アルバムを買ったわけじゃないし、音楽雑誌を買っていたわけでもないから。

Eric Martin Band が、私の記憶の中に生き続けているのは、ある理由からなのだが、ちょっと恥ずかしいけど、書いておこう。

Eric Martin Band もすっかり忘れていた30歳前後の頃、大学の同級生と、いわゆる“合コンパーティ”なるものに行きまくっていた。そこで“声をかけた(引っ掛けたとも言う)”女の子のなかに、ロックが好きな娘がいて、話している最中、ふと、Eric Martin Band の事を思い出し、話してみたら・・・・・・食いつきが違ったのだ。その娘も大ファンだという。

違う機会にも、同様の事があり、、、、『・・・・そうなのかぁ!』と。


先日放送された“ベストヒットUSA”のオープニング、聞き覚えのあるメロディーと歌声が・・・・・

ななな、なんと、エリック・マーチンがプライドを歌っているではないか・・・!

このPVは規格モノで、エリック・マーティンによる邦楽女性バラードの英語カバー集の中の一曲だと言う。。。これは、、、

(・∀・)イイ

というわけで、アマゾンで調べました。

あったあった、ありましたよ!!試聴もできます。やっぱエリック・マーチンは巧い!!ロックだけじゃなく、バラードの良いですねぇ!!

で、↓がプライド。もちろん、今井美紀の曲です。(これ、布袋寅泰が書いてんだよね?!ちょっとビックリ)

で、こっち↓は、私が若かりし頃、大好きだった Sucker For A Pretty Face

さっそく、アマゾンでクリックしました。一連の規格モノ。。。。。
オマケ、、、
Wild World To Be With You MR.BIG - Burn(Live) Colorado Bulldog

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November 24, 2009

THIS IS IT 二回目

20091124_orianthi_michael_jackson昨日、また、マイケルジャクソン『THIS IS IT』を観てきた。やっぱ、いい。

一回目は、マイケルジャクソンから目が離せなかったが、今回は、すこし余裕ができたので、ダンサーやコーラス、楽器演奏スタッフを重点的に見るようにしてみた。

気づいた事がいくつかあった。

マイケルのダンスは無駄が無いというのが一つ。マイケルのダンスはエコなのだ。それなのに、何故か、大きく見える。でも、もしかしたら、「リハだから喉をあたためてる」って言ってたから、ダンスも6~7割程度で流していたのかも知れないけど・・・・。

一回目、マイケルしか見ていなかった時は、踊り終わった時、周りのダンサーが肩で息をしているのに、マイケルは涼しい顔をしているのが不思議だった。。。が、周りのダンサーを良く見ると、肩で息をするのが当然の運動量だ。。。。今回、そのダンサーを中心に見ると、中心から外れて視野に入るマイケルのダンスは、小さいのだ。小さいと感じた瞬間、マイケルに目を移すと、マイケルのダンスは大きく見える。。。

マイケルジャクソンの体型のバランスによるものとしか思えない。。。神が与えた黄金のバランス?

以前、マイケルとジャネットのデュエット曲「スクリーム(Scream)」のPV(マイケルはPVという言い方が嫌いらしい。ショートフィルムだと言っている)で気づいたことがある。マイケルとジャネットの大腿部の筋肉の付き方なんだけど、ジャネットの方が逞しい・・・・。

あのダンスに必要な筋肉が、ジャネットにはあの量が必須でマイケルにはあの量で足りる・・・?


映画をみていて、体が自然に動くのをこらえるのが辛いほど“体中の血液が逆流する”のは、やっぱり、「beat it」。

THIS IS IT では、ベーシストの Alex Al が『オリジナルに近づけるように頑張る・・・』みたいな事を言っていた。Alex Al って、ジャズ界じゃ有名みたいで、彼を見たいが為に『THIS IS IT』を見に行った人もいるようで・・・。それはいいんだけど、、、

オリジナルの「beat it」の演奏は、Edward Van Halen がノーギャラで間奏のギターソロを弾いた事と、メインのギター(あのカッコイイカッティング)を Steve Lukeser が担当していたって事くらいしか知らないんだけど、きっと、スゲェ面子がやってるんだろうね。

マイケルジャクソンが亡くなってから放送された特集番組は、可能な限り録画して何度も何度も見てるから、Edward Van Halen のギターソロは耳に焼き付いている。だから、Orianthi Panagaris 嬢のソロと微妙に違うのが気になる。Orianthi Panagaris 嬢はとっても良いんだけど、気になりだすと、Edward Van Halen の方が、、、やっぱり、比べられないほど、イイ。

マイケル自身も、「演奏や歌はオリジナル通りに」「ファンが望むように」「シンプルに」と映画の中でスタッフに言っている。やっぱり、オリジナルを超えるのは、単に演奏内容(技術的な事も含めて)を良くするだけじゃダメで、ファンが“期待”するものと同じでそれ以上じゃないとって、感じているんだと思う。

それは、リハーサル前打ち合わせのとき、凝ったコードを使うキーボード奏者に、「コードが違う。シンプルにしてほしい」って要求しているところからもわかる。音楽的には、センスが良く、カッコ良くなるのだろうが、ファンはそんな事を望んでいるわけじゃない。(マイケルはファンの気持ちをしっかりと理解している。その通りなんだよね。この間、NHKワールドロックで“YES”の 2004年5月 マサチューセッツ州で収録されたライブをみたけど、『OWNER OF A LONELY HEART』をアコースティックで演奏してた。。。ダメだよ、これじゃ!オリジナルが一番なのにぃ・・って)

Alex Al が『オリジナルに近づけるように頑張る・・・』って言ったのは、こういう意味もあるんだろうなぁ・・・・って。


一回目とは違ったところに注意がいった二回目だったが、三回目は、また違ったところが見えてくるんだろうなぁ。今週末で終わっちゃうから、映画館には行けないけど、DVDが出たら観まくるつもり。(クリスマス頃の発売は延期されたみたい)


p.s.気に入ったアルバムはとことん聴く私は、寺尾聰の『Re-Cool Reflections』を聞きまくっている。GT-R のハードディスクには、かなりの数のCDが録音してあるんだけど、運転する時に聞くのはほとんどコレ!一曲目 Re-Cool HABANA EXPRESS で切れのいいヴィニー・カリウタのドラムにしびれてしまっているからだ。

アルバムでは、ヴィニー・カリウタのドラムは一曲しか聴けないんだけど、NHK SONGS に出演した時には、5~6曲を演奏している。YouTube で見ることができる。

オリジナルが最高って言った舌の根も乾かないうちに、、、、、なんだけど、音楽に対する“好き”には、いろんな要素があるってことかなぁ。。。マイケル・ジャクソンの場合は、オリジナルが一番って感じるのは、、、、、なんでだろう?


追記(2009.11.25):今、ウィキペデア「マイケル・ジャクソン」の項を読み終わった。YouTube で一曲ずつ確認しながら読み進めたので、3時間もかかってしまった。新たに知ったこともあり、読んで良かったのだが、、、、、

以下、衝動買いしてしまった。。。。。。Amazon・・・・便利なのはいいんだけど・・・
"LIFE MICHAEL 1958-2009 ライフ誌特別編集 マイケル・ジャクソン追悼"
ライフ誌; 単行本(ソフトカバー)

"ライヴ・イン・ブカレスト [DVD]"

"オフ・ザ・ウォール(紙ジャケット仕様)"

"スリラー(紙ジャケット仕様)"

"バッド(紙ジャケット仕様)"

ところで、デンジャラス(紙ジャケット仕様) マイケル・ジャクソン (CD - 2009) - Limited Edition が何故か¥ 6,769よりってなっている。。。
プレミアム価格なのかな??カスタマーレビューでは、「めちゃくちゃ、音が良くなっている」と。音源をリマスターしたらしいのだが、、、、これだけは買っていない、、、、後悔することになるのか??

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October 30, 2009

マイケル・ジャクソン 「THIS IS IT」

20091030_this_is_it昨晩、観てきた。

よかったぁ!!約2時間、興奮しっぱなしだった!!!!

と、MJのネタの前に、、、、

NEJM October 29, 2009 『2 型糖尿病に対する複合インスリンレジメンの3 年間の有効性の比較』のネタなんだけど、、、、

ちょっと意外!!って感じた。今まで「有効性を支持するエビデンスは限られている」って事が。

これは、日本の糖尿病治療が、世界の最先端をいっている・・・・って理解でいいのだろうか??不安!!!

そう言えば、HOUSE M.D. シーズン2、第2話だったかな?エリック・フォアマン医師とハウス医師との会話の中で『結局、そんなものは対症療法!インスリンみたいなもんだろ』っていう表現があり、私は、「アメリカの医者はそう思ってるんだぁ」って、ちっぽけな会話のなかに、カルチャーショックを受けた。

カルチャー・ショックの度合いは、小さいのだが・・・・・超デカいのが、マイケル・ジャクソン。

その前に、NEJM の引用を。

Three-Year Efficacy of Complex Insulin Regimens in Type 2 Diabetes

R.R. Holman and others


背 景

2 型糖尿病患者に行う経口薬治療に、特定のインスリンレジメンを追加することの有効性を支持するエビデンスは限られている。


方 法

3 年間の非盲検多施設共同試験において、メトホルミンとスルホニル尿素薬を服用しているにもかかわらず糖化ヘモグロビン(HbA1c)値のコントロールが不良(7.0~10.0%)であった 708 例を評価した。患者を、二相性インスリンアスパルトを 1 日 2 回投与する群、食前にインスリンアスパルトを 1 日 3 回投与する群、基礎インスリンとしてインスリンデテミルを 1 日 1 回(必要に応じて 2 回)投与する群のいずれかに無作為に割り付けた。最初の 1 年間に高血糖が許容範囲を超えた場合、もしくはそれ以降も HbA1c 値が 6.5%を超えていた場合に、スルホニル尿素薬に代えて第 2 のインスリンを追加した。評価項目は、HbA1c 値、HbA1c 値が 6.5%以下の患者の割合、低血糖の発生頻度、体重増加とした。


結 果

HbA1c 値の中央値は 3 群で同等であり、二相性インスリン群 7.1%、食前インスリン群 6.8%、基礎インスリン群 6.9% であった(P=0.28)。しかし、HbA1c 値が 6.5%以下の患者の割合は、二相性インスリン群(31.9%)で食前インスリン群(44.7%、P=0.006)、基礎インスリン群(43.2%、P=0.03)よりも少なく、第 2 のインスリンの追加を要した患者の割合は、二相性インスリン群 67.7%、食前インスリン群 73.6%、基礎インスリン群 81.6%と有意に異なった(P=0.002)。患者あたりの年間の低血糖発生頻度の中央値は、基礎インスリン群でもっとも低く(1.7)、次いで二相性インスリン群(3.0)、食前インスリン群と高くなった(5.7)(全体の比較で P<0.001)。体重増加の平均は、食前インスリン群が二相性インスリン群、基礎インスリン群よりも大きかった。その他の有害事象の発生頻度は 3 群で同等であった。


結 論

経口薬治療に基礎インスリンあるいは食前インスリンを追加した場合、二相性インスリンを追加した場合よりも HbA1c のコントロールは良好であった。基礎インスリンを追加した患者では、低血糖の発生頻度はより低く、体重増加はより小さかった。(Current Controlled Trials 番号:ISRCTN51125379)


N Engl J Med 2009; 361 : 1736 - 47.
(C)2009 Massachusetts Medical Society.


マイケル・ジャクソンはキング・オブ・ポップスって言われているけど、今まで本物の“ポップス”を知らなかった私は、高を括っていた。本物の“ポップス”っていうのは、『こういうことを言うのか』と、「THIS IS IT」を見ながら、感動に涙しそうになった。言葉を重ねると、どんどん陳腐になっちゃうんだけど、それじゃ、エントリーにならないから、、、、、続ける。

表現は難しい。。。今まで私は、ヴァン・ヘイレンがイイとか、レッド・ツッペリンがイイとか、言ってたけど、そういうのじゃない。ポップスは、、、、巧く言えない。

亡くなっていなければ行われていたイギリスでのステージ、ライブコンサートって表現じゃ当てはまらない。オペラじゃないし、劇でもない、映画でもない、コンサートでもない、、、、“ショー”って言うのが、当たらずとも遠からずって感じ?

『ステージの為に、あそこまでやるんだぁ!凄すぎっ!!』

ポップスってのは、ロックじゃなくって、R&Bじゃなくって、ジャズじゃなくって、、、、、ポップスなんだよね。要素としては入ってるんだけど。。。

MJ以前のポップスとは違うんだろうけど、MJが作ったのをポップスとカテゴライズすれば、マドンナやビヨンセ、日本ではシャングリラの“ユーミン”なんかも、ポップスの範疇に入るのかも。単に演奏して歌を聴かせるんじゃないんだよね。スケールは桁違いだけど。


ベストヒットUSAでは、つい最近、マイケル・ジャクソンの特集第2弾を放送した。MCの小林克也氏が話していた。『前回の放送で、マイケル・ジャクソンの偏見が払拭された』という手紙やメールをたくさん頂いたと。私もその1人。偏見が払拭された以上に、大ファンになってしまった。

小林克也氏は続けて話す。マイケル・ジャクソンは、アルバム【Off The Wall】で'80年度グラミー賞で最優秀R&B賞を受賞するのだが、彼は、R&B 部門での受賞をあまり喜んではいなかった。本当に自分のやりたい音楽は、違う、、、と。

この頃、曲を提供していて交流のあったポールマッカートニーは、MJが亡くなった後、『彼は生涯、マンチャイルドだった』と言ったのだそうだ。


あっ!マイケル・ジャクソンは、子供の人気者になりたかったのかっ!


言われてみれば、【Off The Wall】の"Rock With You"、や"Don't Stop 'Til You Get Enough"、は大人っぽいカッコよさなのだ。曲にしてもビジュアルにしても。

だけど、次のアルバム"Thriller"は違う。タイトル曲、"Thriller"では、本物のダンサーではなく、そこいらのギャング(不良)を集めてきて、踊りを覚えさせて撮影したんだとか。だから、誰にでも親しめるダンスになっている。

"Thriller"がリリースされた翌日、アメリカの子供たちは、真似して踊っていたのだそうだ。

マイケル・ジャクソンは大人子供なんだっ!って考えれば、彼の奇行は納得が行く。要するに『・・・・子供なんだよねぇ』だ。

『・・・・子供なんだよねぇ』は、マイケル・ジャクソンに対しては、嘲笑の表現にはならない。彼が望んでいるんだから・・・・って、今は、思っている。


ところで、「THIS IS IT」、リード・ギター担当の女性ギタリスト Orianthi 、すげぇ良かった。

ベックのバックでやってるベーシスト、タル・ウィルケンフェルド嬢と同じくらい気に入っちゃったよん。。。。

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