« November 2014 | Main | October 2016 »

March 2016

March 02, 2016

安物買いの銭失い

「安物買いの銭失い」。よく聞く言葉だ。人それぞれ、いろいろな経験から、思うところはあるだろう。

私の場合、購入する高額なものといえば、、クルマ。

192ミニ・クロスオーバーは、R50、R56 の二台の MINI ハッチバック所有が非経済的なこと、家族4人で旅行に出かける際、ゆったり乗れて4人分の荷物も積めるクルマが必要なことから、買い替えたクルマだった。

「どうせ、家族の車だし、遅くてもいいや」「足として買うんだし、貯金もしなきゃ」と、一番安いグレードで、一番馬力のない車を買ったのだが、、、その結果、交差点や首都高速の合流では何度も怖い思いや、嫌な思いを。東北自動車道では、憤懣やるかたなき、、、(おかげでゴールド免許になりましたが)。どうにも、耐えられなくなり、シリーズ中最大のトルク 305 Nm/1,750-2,700 rpm を誇るSD、ディーゼルターボに乗り換えることになった。

たぶん、パーソナリティがそうさせるんだと思うのだが、もしかしたら、パーソナリティではなく、トルクの大きいクルマの加速度が、ある種の“脳”を不可逆的に変化させる効果があるのかもしれない。いわゆる、麻薬・覚せい剤の効果と同様のものが。と、ふと、思いついたことが、このエントリーの動機だ。

私のクルマ遍歴(というほどの大げさなものではないが)は、20歳の時の日産スカイライン2000GTターボを皮切りに、トヨタMR2、トヨタソアラツインターボ、BMW740i、日産GT-R、アストン・マーチンV8 Vantage と常に、速い車、特にGT-R は、加速度は世界TOP5に入るクルマだ。常にこの“加速度”に暴露されてきた。最初は恐怖も混じった感覚が、恐怖だけなくなり、陶酔感だけになっていく・・・・。

そんな環境で、MINI クロスオーバー、100馬力もない非力な車を運転することになって、今までにない状況にさらされることになったのだ。

「どうせ、スピードが出ないんだから、安全運転に徹することができるし、家族旅行には、ピッタリのクルマだよ」と、自己欺瞞とわかりながら、妻には、そんなことを語ったりして。

でも、高速道路の進入で怖い思いをした時には、「うーーん、遅い車は怖いね。女の人って、アクセルを強く踏めなくって、加速できないじゃん。それが原因で高速道路が苦手な人がいるんだけど、そんな女の人の気持ちがわかったよ。ホント、怖いね。うしろから、追突されるんじゃないかとか、後ろの運転者が怒ってるんじゃないかなってね」って、話しかけてたりした。

謎をかけてたワケじゃないんだけど、、、、、


ミニのディーラーから、定期的に送られてくるダイレクトメール。その中に、MINIの意匠をあしらったスーツケースの限定販売のお知らせがあった。

妻は、実家に帰省する際、ちょうどよい大きさのスーツケースがせ欲しいと、以前から言ってたのだが、「コレ、いいかも」ってことで、日曜日の午前中、家族でのブランチのついでにショールームに寄ってみようかと。

ショールームでは、新しいクラブマンが置いてあり、試乗させてもらったのだが、これがことのはじまり。

Cimg2929担当者さんから、是非にと言われ、クロスオーバーの下取り査定を実施。「クラブマンは、買わないよ」というと、「では、クロスオーバーの新古車があるのですが、、、、」と。


話を聞いてるうちに、当然の不満がよみがえり、、、、妻も察したのか、「いいんじゃない」と後押ししてくれて、、、、経済的な余裕があるわけでもないのに、、、欠点は加速度だけなのに、、、、、買い替えが決まってしまったのだ。

現状に無理があるのは、わかっているのに(車の買い替え)、やめられないのは、“薬物依存”の症状にそっくりじゃん。薬物依存は、間違いなく、脳の変性を伴っている。加速度はそれと同じ作用があるんじゃないのか?


仮説(疑問)を解決する術はないので、この行動(くるまの衝動買い)を制御する方法もみつからないのだが、結局、妥協して安物を買うと、買いなおす羽目になるから、最初から気に入ったものを買うのが一番、、、、、って、自分なりに、納得したのだった。

まぁ、納車されれば、散財してしまった自己嫌悪巻も吹っ飛び、、、、

「これは、イイ」。「意のままにあやつれる」「ヒラリヒラリだな」。

家族のクルマとして、クロスオーバーを買うとき、最初から、ターボ付きモデルにしておけば、良かったんだと、いまさらながら、後悔する気持ちも手伝って、「安物買いの銭失い」を実感したのだった。

でも、ディーゼルだから、軽油でエコ。お財布に優しい。乗り続けてるうちに、元は取れるでしょう!!!きっと、地球にも優しいはずです。

そして、人生の勉強にもなったし、まぁ、いいか。

| | Comments (0)

« November 2014 | Main | October 2016 »