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November 16, 2010

癌患者41団体の声明

20101116_yankee10月15日付け朝日新聞の“ワイドショー”的記事に対して、10月20日に発表された癌患者41団体の声明は、、、、

「臨床試験における有害事象などの報道には、癌患者を含む一般国民の視点を考え、誤解を与えるような不適切な報道ではなく、事実を分かりやすく伝えるよう、冷静な報道を求めます」

であった。

朝日新聞を除く、各紙は、この声明を“そのまま”掲載している。当たりのことだ。しかし、、、朝日は、ここでも、“改ざん”。声明文の中から「誤解を与えるような不適切な報道ではなく」の部分を削除して掲載している。

---不思議っ!---

としか言いようがない。朝日新聞。どうして、こんなバレバレの姑息な手段をとるのだろう?真意がわからない。意味不明。

正義の味方(悪者を作り出し、それを暴く)を気取りたいにしちゃぁ~~~変?

いまどき、朝日新聞だけしか目にしない人なんているとでも思っているのだろうか?

あっ!ネットに接続も出来ず、自説で囲い込んで洗脳した“高齢者”にすがっているの?????でも、それだとしたら、まぁ、わからなくもない。


日本じゃ、高齢者、強いからねぇ。後期高齢者医療制度、名前が良くない、変えろっ!と、どこが問題なのかわからんものを、高齢者を煽って変えさせる・・・・・

・・・ハッ!  うん、とにかく、変えさせたいんだ!その時点で、良くなろうが悪くなろうが知ったこっちゃない。時を経て、結果がよければ、「我々が、あの時、変えた」って。。。。。


・・・・・この必死な姿勢、、、、なんかに似てると思ったら、今の民主党政権だ。論点をすり替え、「どこが問題なの?」って事を、大問題扱いする。そして、『我々は、、、、』って。やるよっ!あの連中、きっと。歴史を振り返るの“好き”だから。(それに交絡因子による結果でも、大衆にはわからないからねっ)
 
 
 
でも、、、、、騙す方は、ほんとに“悪い”のだろうか?いや、私は、朝日新聞を擁護するつもりは、サラサラないのだが、騙されるほうも騙されるほうじゃない?って思いは、日ごろから強いから。


今朝、読売朝刊、今日発売の週刊誌の見出しを見ながら、、、、

---あぁ~、こういうのに釣られるヤツ等が騙されるんだろうなぁ---

って。

一部を見てみると、、、

《「坂の上の雲」から見る平成ニッポン-「明治はよかった」司馬史観再考》
《「坂の上の雲」から見る平成ニッポン(2)-今こそ「歴史の教訓」に学べ》
《「坂の上の雲」に託されたメッセージの読み解き方》(・・・・・・ここまでくると、新興宗教だよね。まぁ、好きなら、かまわないけど、、、、なんか、「坂の上の雲」が慇懃に扱われたみたいでムカツクんだよね。小説としてだけ、面白ければイイだろ?)

だって。

オイオイ、冗談は、ヤメテクレ。


でも、どうして、大衆はこんなのに釣られるのか、考えてみた。

よーするに、これって、健康問題を解決するのに「血液サラサラ」並みに解りやすいってことなのでは?って結論に達した。

人の体だってドロドロしているよりは、サラサラが“良い”みたいな“印象”があって、「ヤッパいいんじゃね」と。だから、世の中の一般の人は、“血液サラサラ”が、より良いことだと思い込むみたいな。

タトエバ、「t(9; 22) によって、c-abl と bcr が融合し、生じた abl-bcr は常にチロシンキナーゼが活性化してる」なんて言ったって、誰も、聞いちゃくれない。でも、、、「明治はよかった」「歴史の教訓に学べ」「坂の上の雲に託されたメッセージの読み解き方」なら、自分にも、解りそう・・・・・。


いっとくけど、医学的に「体に良い」なんてものは、ないっす。正常か異常かだけっす(間はグラデーションだけど)。だから、正常な状態を、もっと、良くするって、ナンセンスっす。。。って解っていれば、血液サラサラで、もっと健康にっ!ってのが、インチキだって解るはず。

人間の体の中では、絶えず、サラサラとドロドロの状態は変化している。サラサラだけの状態が“良い”ワケではない。血管は、“水道管”に喩えられるが、似てるけど、穴が開いてるから“漏れない”為には、ドロドロの状態も利用している。サラサラだけにしちゃったら、何処かで“漏れちゃう”。っていうか、漏れることを利用している臓器もあるし。

20101116_gigakushikan歴史は単なる結果の積み重ね。人間の生の営みの結果だ。そこに、未来を左右する“真理”や“知恵”は存在するわけではない。ある時は“サラサラ”が良い結果をもたらすだろうし、またある時は“ドロドロ”が良い結果をもたらすこともある。この“良い結果”をもたらすのが、“どんな時”なのかを、歴史は示してくれない。

そういう事だ。

歴史上の“その時の状況”で“その対処”が“そのような結果”をもたらした。ただ、それだけ。“その時”の状況が100%、寸分たがわず、現代に再現されれば、同じ結果が得られるだろうケド。アリエナイ。


話は飛ぶが、性交後、射精された精子は、たった一匹だけ卵子と受精できる。この時、3億の精子の一つずつの“性能”を調べて、一番強いのが特定できたとしよう。そう、試験管内で試せば、十中八九、そいつが、受精する。でも、、、

腟内に放出された環境では、そいつが受精できる確率は、宝くじの一等当選並みに低下する。

先陣をきって、子宮、卵管と突っ走っても、卵子にたどり着くことは出来ない。途中で精根尽き果てる。かといって、最後尾じゃ、辿り着いても、もう、受精できない。なら、どのようにすればいいのか?

人類が誕生して、それこそ、天文学的数字の“受精”戦争が繰り返され、歴史を作ってきたわけだが、どの辺に位置して、どのように、泳ぎきれば、受精できるのか?誰も答えを知らない。

“受精”戦争ではなく、人間の行う戦争も、同じだ。

日本が単独で、核を持っている中国との戦争を選択しないのは、歴史に学ぶではなく、核爆弾を打ち込まれりゃ、おしまいだからだ。核爆弾を落とされた経験ってのを“歴史”と呼ぶのなら、言えるんだけど。でも、ここまで。


ふふふ、この辺の“レトリック”が、週刊誌やマスコミの常套手段なんだよなぁ。(歴史という言葉の定義をせず、印象に訴えるのだよ)


薬の副作用は、誰かに出る。今まで、たくさんの人に出た。いわゆる“歴史”だ。でも、いま、現在でも、事前に「副作用が出るかで無いか」を判定するすべは無い。ぶっちゃけた話し、その人にとっては「やってみなくちゃ、わからない」。

でも、この科学的・医学的“知見”を“歴史”と表現しちゃ、イケナイ。これは情報分析。データは、条件がそろえられ確実に得られたものだから。事前に解らないのは、データ(因果のある因子が100%特定できてない事も含む)が不足しているから。いわゆる“歴史的事実”とは、根本的に違う。

現在、解っている事だけで、未来を予測するのが困難なのは、科学も歴史も同じ。でも、科学は解らない部分を予測して解明していける。予測は実験で確認できる。しかし、歴史は、予測・予想した段階でフィンションとされてしまい、実験で確認できない。

“歴史”をこの辺の科学の印象と混同させるのが、彼らの表現(レトリック)の上手なところ。


健康産業(ある意味、医療用医薬品メーカーも含む)に騙されないようにするのと同じくらい、この手の、週刊誌の記事に騙されないようにするのは、大事なことだと思う。

大衆の無知が、“全員の不利益(世間的には【諸悪の根源】と表現される)”とも言えるのだからね!流されて、世論が形成されちゃう。この場合の世論は「せろん」って読んでね。その“せろん”で世の中が動いちゃうことが。

そういう意味で、朝日新聞の存在は“貴重”だともいえる。具体例を作ってくれるのだからね。
┐(´∀`)┌ヤレヤレ

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