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May 10, 2010

自分の下した判断に自信が持てないとき・・・・

20100510_001あなたは、自分の下した判断に自信が持てない時、くよくよする時間が長いタイプなら、判断を下した直後に“石鹸で手を洗う”と良い。


---なんだよ?ソレ?---


私も、その研究報告を読んだとき、なんだそれ?って思った。でも、、、

納得の出来るものだった。

世の中は、二律背反、矛盾に満ちている。。。。とは、よく言われることだが、結局は、人は、全てを理解していない故に感じることなのだろう。

未来は、誰にも予測は不可能だ。だけど、少しでも確率を上げたいために、もがいている。その“もがいている事自体”が、また、楽しい。

精神的な生き物である“ヒト”は、心の安寧を文学だけにとどまらず、哲学から科学にまで求めるようになった。

石鹸で手を洗う・・・・・科学で説明が可能になれば、それはそれで楽しい。

難しい選択をしたあとは、石鹸で心を静めよう

To Quiet the Mind After a Tough Choice, Use Soap

Science 2010年 5月 7日

難しい選択を行ったあとに手を洗うと、自分の決定を受け入れやすくなるという新しい研究結果が発表された。

手洗いに関するこれまでの研究(Science 2006年9月8日号、ZhongとLiljenquistによる)のように、決定のもつ倫理的な意味を調べるのではなく、本研究では「認知的不協和(矛盾する2つの考えを同時に抱くことから起こる不安)」という状態が手洗いによって緩和する様子を調査している。

Spike W. S. LeeとNorbert Schwarzは2種類の実験を行った。

1つ目の実験では、消費者調査の一環だと称して、大学生にCD10枚の順位付けを行ってもらい、その後、5番目か6番目のCDのどちらかを選んで家に持ち帰るように指示した。

この選択後に手を洗った学生は、その後の順位付けでも前回とほぼ同様の順位を付けた。

一方、手を洗わなかった学生は、前回選んだCDを選ばなかったCDよりもかなり上位に位置付けた。

これは自分の選択を正当化していることを示唆している。

2つ目の実験では、学生に2種類のフルーツ・ジャムから1種類を選ぶよう指示し、味を予想してジャムの評価をしてもらったところ、1つ目の実験と同様の結果が得られた。

手を洗った学生は予想されるジャムの味の評価が1回目と2回目でほぼ同じだったのに対し、手を洗わなかった学生は1回目に選んだジャムの評価をさらに上げた。

「手洗いによって過去の非倫理的な行為の痕跡が洗い清められるように、過去の決定の痕跡も洗い清められるため、自らの決定を正当化する必要性が減る」と著者は述べている。

“Washing Away Postdecisional Dissonance,” by Spike W. S. Lee and Norbert Schwarz.

カロリー制限による長寿効果が霊長類でも確認されたことは、記憶に新しいと思うが、これが、『食べ物の匂いで失われる?』としたら、、、、、?

ということは、味覚による影響も必ずあるってことになる。

味覚も嗅覚もG蛋白共役型の膜7回貫通受容体、、、、って話はおいといて、、、今回、長寿効果を打ち消した物質は、二酸化炭素だ。ちょっと前に、NO の生理作用がノーベル賞の対象となったが、このような物質の生理作用は、、、、、生命は、まだまだ不思議に満ちている。

まさに、小さな宇宙だ。

カロリー制限による長寿効果は食べ物の匂いで失われる?

ショウジョウバエ研究で臭覚と寿命の関係が明らかに

 霊長類を含め多くの動物で確認されているカロリー制限による寿命延長効果が、ハエの場合はエサの臭いで打ち消されることを発見した米Huffington Center on AgingのScott Pletcher氏らのグループが、このほどその原因分子を明らかにした(PLoS BioL2010; 8: e1000356)。

カロリー制限による長寿効果を二酸化炭素が阻害

 カロリー制限が長寿をもたらすことはこれまで多くの動物で証明されており、昨年(2009年)7月に発表されたアカゲザル研究の結果(関連記事)から、人間にも同じ効果が存在するのではないかと考えられている。その一方で、最近では、臭覚と寿命との関連性を示唆する研究も出ており、2004年には嗅覚神経を失った線虫の寿命が延び、これにはカロリー制限による長寿をもたらすインスリン/IGF-1経路とは別の経路が関与していること(Neuron 2004; 41: 44-55)を、2007年にはPletcher氏らのグループが、ショウジョウバエにエサとなる酵母の臭いを嗅がせるとカロリー制限による長寿効果が打ち消されること(Science2007; 315: 1133-1137)を報告している。

 これらの研究では寿命をコントロールしている臭い物質の正体は不明とされていたが、先のショウジョウバエに関する報告を行ったPletcher氏らは今回、その分子は、酵母が発酵により産生する二酸化炭素だったと報告した。

 Pletcher氏らによると、ショウジョウバエは二酸化炭素を検知して酵母の存在を知ることができるが、二酸化炭素受容体遺伝子のGr63aを欠失した変異バエにカロリー制限を行ってから酵母の臭いを嗅がせると、野生バエでの研究結果とは異なり、長寿効果は失われなかったという。他の潜在的要因を実験により排除した結果、同氏らは「カロリー制限によるショウジョウバエの長寿効果を打ち消していた臭い分子の正体は、二酸化炭素であった」と結論づけている。


人間での研究が新たな治療法につながる可能性も

 ただしこの変異バエのメスはそのままでも野生型と比べて寿命が最大30%長く、カロリー制限を行うことでさらに寿命が延びたことから、Gr63aを欠失したハエはインスリン/IGF-1経路とは別経路の長寿形質を獲得し、それが酵母の臭いによる長寿効果の抑制分を補っただけだとも考えられる。正確な機序解明についてはさらなる検討が必要だろう。

 とはいえ、線虫やハエでは臭覚が身体の代謝や寿命を制御するのは事実であり、臨床的にも今後の展開が楽しみなテーマだ。同氏らは「人間の場合にも、二酸化炭素とは違う感覚情報が何らかのシグナル経路を通じて加齢に影響している可能性があり、そうした経路を発見できれば、いずれは臭覚などの感覚器への刺激を疾病治療や寿命延長の手段とすることも考えられる」と報告を結んでいる。とすると、将来は飲み薬ならぬ「嗅ぎ薬」のような治療薬の開発が可能になるのかもしれない…?


20100510_002アスピリンが体に“(・∀・)イイ”って事は、みんな知っている。そう、『体にイイ』って言われると、ヒトの記憶に残るものなのかもしれない。自分の経験なら、その“信仰”は、より強化されるだろう。

そんな信仰に、水を差すような研究報告が、、、、、


---こりゃ、面白い!!---


って、不謹慎でしたね。ありていに言えば、「薬の効果は十人十色」ってことなんだけど、、、、、「薬の副作用も十人十色」も真なり。あたりまえかっ!でも、言葉にすれば「そんなこと、わかっている」だけど、行動原理になっていない・・・ネガティブなことって。

信じて薬を飲むのも、疑って薬を飲まないのも、最終的には本人が決めること。その行為が予後に与える影響は、神のみぞ知る。その判断をするにあたり、適切な情報提供するのが、我々、医療人の務め・・・・。なにやら、薬を信じて飲ませることが医療人の務めだと勘違いしている人もいるみたいだけど。

まぁ、所詮、医療に統計学を適用している間は、避けられない問題ですね。

DDW2010で発表「アスピリン常用がクローン病発症要因の可能性」

EPIC研究14万人規模の解析で7倍近いリスク上昇

 アスピリンを最短でも1年間以上にわたり常用している人は、そうでない人に比べてクローン病(CD)を発症するリスクが7倍近く高い。欧州の大規模コホート研究であるEPIC ※の一環として行われた14万人規模の解析で、このような成績が示された。興味深いことに、アスピリンの常用は、CDと同じ炎症性腸疾患(IBD)である潰瘍性大腸炎(UC)の発症リスクは高めない。また、アスピリンの常用によるCDの発症リスクは、喫煙者を除いた非喫煙者でのみ高くなるという。米国消化器病週間(DDW2010;5月2~5日、米ニューオリンズ)で、英イースト・アングリア大学のAndrew Hart氏らのグループが報告した。


アスピリン常用者のなかでも非喫煙者でのみCD発症リスクが上昇

 EPIC研究は、がんを中心とする各種疾患と栄養との関連を前向きに調査する大規模コホート研究。対象は英国、デンマーク、スウェーデン、ドイツなどの欧州諸国において1993~97年に登録された30~70歳代の健常ボランティア約20万人。同研究の一環としてHart氏らは13万8,239人を対象に、アスピリンの常用とIBD発症との関連について検討した。アスピリンの常用については、用量や用法、期間などについて詳細に尋ねるアンケート用紙を用いて調査した。

 追跡期間中におけるCDの発症者は37人で、追跡期間の中央値は4.7年(1.5~9.6年)であった。それぞれの発症者につき、年齢、性、登録施設をマッチさせた4人の対照者を設け、conditional logistic regressionモデルを用いて、アスピリン常用者の非常用者に対するCD発症のハザード比を求めると6.84(95%CI 1.87~25.08、P<0.01)であった。すなわち、登録時において最短でも1年間以上のアスピリン常用歴のあった人は、そうでない人に比べて7倍近くCDの発症リスクが高いことが示された。

 アスピリン常用者のなかの非喫煙者だけのアスピリン非常用者に対するCD発症のハザード比は9.38(95%CI 2.18~40.34、P<0.01)であった。一方、アスピリン常用者のなかの喫煙者だけのアスピリン非常用者に対するCD発症のハザード比は0.32(95%CI 0.03~3.2)であった。すなわち、同じアスピリン常用者でも喫煙者を除いた非喫煙者のみでCD発症のリスクが高くなることが示された。

 喫煙は、それ自体ではCDの発症リスクを高めることが知られている。では、同研究では、なぜ喫煙者で発症リスクが高くならず、むしろ低くなったのか。この興味深い結果に関してHart氏は、「あくまでも推論の域を出ないが」と断りながらも、「喫煙の血液を濃くする効果と、アスピリンの血液を薄くする効果とが相殺しあった結果ではないか」と述べた。

 追跡期間中におけるUCの発症者は93人で、追跡期間の中央値は4.0年(1.7~11.3年)であった。CDの場合と同じくUCに関しても、アスピリン常用者の非常用者に対するUC発症のハザード比を求めると1.11(95%CI 0.54~2.30)であった。つまり、アスピリン常用は、UCの発症リスクは高めないことが示された。


今後のCD発症要因の探索ではアスピリン常用の評価が欠かせない

 CDは近年、わが国を含めた先進諸国で増加傾向にあることが報告されているが、いまだ原因は不明である。遺伝的素因が関与するという説、ある種のウイルスや細菌の感染によるという説、食物中のなんらかの成分が腸管粘膜に異常反応を引き起こすという説、腸管粘膜の微小循環障害によるという説などが提唱されているが、いずれも明確に証明されてはいない。いずれにせよ、遺伝的な異常が背景にあり、そこにウイルスや細菌の感染、食餌性抗原などの環境因子が複雑に関与して、免疫系の異常反応が生じているものと想定されている。

 Hart氏は「EPIC研究は大規模研究とはいえ欧州の一部地域での研究にすぎない。したがって、この結果からアスピリンの常用がCD発症に関係すると直ちに結論することは慎みたい」としながらも、「少なくとも今後、CDの発症要因を探索するうえで、アスピリンの常用を考慮しなければならないことは明白になった」とした。

 なお、アスピリン常用者はリウマチなどの慢性疼痛疾患の治療や、心筋梗塞や脳卒中の予防を目的として常用しているものがほとんどである。Hart氏は最後にこの点にも触れ、「われわれの研究でアスピリン常用とCD発症との関係が示唆されたからといって、アスピリンの既に確立した効果が軽視されるようなことがあってはならない」と付け加えた。


20100510_003生活習慣病に“薬物治療の適応”があるという“概念”が出来上がった時代、我々は現代で言う“エビデンス”の概念を持たなかった。

これが、「生活習慣病は薬で治療できる」という都市伝説を生むことになった。

そもそも、生活習慣病とは言いえて妙なのだが、それ以前の言い方である“成人病”もまた、的を得たものだった。ただ、歳をとることにネガティブな印象を持ち、老化という言葉を、「デブ、ハゲ、チビ」のような言葉と同義にマゾヒスティックに受け取る人が増えた為、言葉をすり替えざるを得なくなり、苦肉の策で生活習慣病という命名にいたる経緯は、20歳代以下の方は、知る由も無いことだろう。

言葉は、万人にとって、同じ意味を持つものではない。人によって印象の違いはある。

成人病と呼んでいた時には、その言葉に、時間の経過(「どうせ、老化だろ!?」って)を意識していた感じがするが、生活習慣病になるとそれが薄れるのは、私だけではないだろう。

老化を意識させない“配慮”が裏目に出て、『生活習慣病に“薬物治療の適応”がある』との認識にいたることは、明らかだったと思うのだが・・・。

2 型糖尿病における併用脂質低下療法の効果

Effects of Combination Lipid Therapy in Type 2 Diabetes Mellitus

The ACCORD Study Group


背 景

心血管疾患リスクの高い 2 型糖尿病患者では、スタチンとフィブラートの併用療法により、スタチン単独療法と比較して心血管疾患リスクが低下するかどうかを検討した。


方 法

非盲検下でシンバスタチン投与を受けている 2 型糖尿病患者 5,518 例を、盲検下でフェノフィブラートを投与する群、プラセボを投与する群のいずれかに無作為に割り付けた。主要転帰は、初回の非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、心血管系の原因による死亡とした。平均追跡期間は 4.7 年であった。


結 果

主要転帰の年間発生率はフェノフィブラート群 2.2%、プラセボ群 2.4%であった(フェノフィブラート群のハザード比 0.92、95%信頼区間 [CI] 0.79~1.08、P=0.32)。また、副次的転帰のいずれの項目にも 2 群間で有意差はなかった。年間死亡率はフェノフィブラート群 1.5%、プラセボ群 1.6%であった(ハザード比 0.91、95% CI 0.75~1.10、P=0.33)。事前に規定したサブグループ解析の結果、治療は男性には有益であり、女性には有害となる可能性があったこと(交互作用について P=0.01)から、性別による治療効果の不均一性が示唆され、また、ベースラインでトリグリセリド値が高く HDL コレステロール値が低かった患者では有益となる可能性があったこと(交互作用について P=0.057)から、脂質サブグループによる交互作用の可能性が示唆された。


結 論

フェノフィブラートとシンバスタチンの併用療法により、致死的心血管イベント、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中の発生率は、シンバスタチン単独療法と比較して低下することはなかった。この結果は、心血管疾患リスクが高い 2 型糖尿病患者の大多数に、リスク低減を目的としてフェノフィブラートとシンバスタチンの併用療法をルーチンで行うことを支持するものではない。(ClinicalTrials.gov 番号:NCT00000620)


N Engl J Med 2010; 362 : 1563 - 74.
(C)2010 Massachusetts Medical Society.

2 型糖尿病における強化血圧コントロールの効果

Effects of Intensive Blood-Pressure Control in Type 2 Diabetes Mellitus

The ACCORD Study Group


背 景

2 型糖尿病患者の収縮期血圧を 135~140 mmHg 未満に低下させる治療戦略を支持する無作為化試験のエビデンスはない。われわれは、心血管イベントリスクが高い 2 型糖尿病患者において、正常収縮期血圧(120 mmHg 未満)を目標とする治療により、主要心血管イベントが減少するかどうかを検討した。


方 法

4,733 例の 2 型糖尿病患者を、収縮期血圧 120 mmHg 未満を目標とする強化降圧治療群と、収縮期血圧 140 mmHg 未満を目標とする標準降圧治療群のいずれかに無作為に割り付けた。主要複合転帰は、非致死的心筋梗塞、非致死的脳卒中、心血管系の原因による死亡とした。平均追跡期間は 4.7 年であった。


結 果

1 年後の平均収縮期血圧は、強化治療群 119.3 mmHg、標準治療群 133.5 mmHg であった。主要転帰の年間発生率は、強化治療群 1.87%、標準治療群 2.09%であった(強化治療のハザード比 0.88、95%信頼区間 [CI] 0.73~1.06、P=0.20)。年間の全死因死亡率は、強化治療群 1.28%、標準治療群 1.19%であった(ハザード比 1.07、95% CI 0.85~1.35、P=0.55)。事前に規定した副次的転帰である脳卒中の年間発生率は、強化治療群 0.32%、標準治療群 0.53%であった(ハザード比 0.59、95% CI 0.39~0.89、P=0.01)。高血圧治療に起因する重篤な有害事象は、強化治療群 2,362 例中 77 例(3.3%)、標準治療群 2,371 例中 30 例(1.3%)に発現した(P<0.001)。


結 論

心血管イベントリスクが高い 2 型糖尿病患者に収縮期血圧 120 mmHg 未満を目標とする治療を行っても、140 mmHg 未満を目標とする治療と比較して、致死的・非致死的主要心血管イベントの複合転帰の発生率は低下しなかった。(ClinicalTrials.gov 番号:NCT00000620)


N Engl J Med 2010; 362 : 1575 - 85.
(C)2010 Massachusetts Medical Society.


20100510_004人間は、時間の経過に逆らえない。。。。この言葉は誰でも知っている。でも、、、

ものごとを考えるとき、時間の経過を考慮している人はほとんどいない。今、この瞬間、この刹那、自分以外のまわり=環境は、この状態を維持したまま、時間が経過すると考えてしまう。

未来は予測不能だ。。。。。この言葉も誰でも知っている。でも、、、

未来を、少しでも確実にしたいために、人類は統計学を発展させてきた。

統計学は、観察を開始した時点の環境の変化は考慮しない。当たり前だ。それを考慮しだすと、計算が不可能に陥る。

東京大学数物連携宇宙研究機構の吉田直紀氏によると、ビックバン後、“ファーストスター”が生まれるまでの経過を、刻々と変化する状態を変数として 100 を超える関数を加えたため、コンピュータが計算を終えるまで7年を要したそうだ。

医薬品の臨床試験は、試験開始=症例を揃えた時点から、個々の症例の環境変化は考慮していない。これをやりだすときりが無いから、個々の環境変化は同質のものとして取り扱い、差は無いという観点に立っている。

環境が変化すれば、トランスクリプトーム、プロテオソーム、、、所謂メタボロームが変化することは自明であり、それは個々の症例で、異質なものであることも自明であるにもかかわらず。


経済のシミュレーションもしかり。

観察を開始した時点で、いくつかの変数(国際的な金利変化や企業の業績などなど)は設定するにせよ環境は固定されるものとして未来を予測しようとする。実態は、刻々と変化するのに、、、である。予測が外れるわけである。


サイコロ遊び(賭博)から発展してきたものの限界なのか?賭博では環境の変化を考慮するほどの時間は経過しないからね。まぁ、それはいいとして。


『氏か育ちか?』これは、誰もが知りたいもののひとつだ。


どうやったら、運命に逆らえるのか??

多発性硬化症のゲノム:1人が多発性硬化症を発症し、もう1人は発症していない双生児のゲノム完全塩基配列の解読

Nature 464, 7293 (Apr 2010)

「一卵性」双生児は、ヒトの疾患への遺伝のかかわりや環境の影響を研究する際に広く用いられている。

双子のうちの1人が多発性硬化症を発症し、もう1人は発症していない3組の一卵性双生児について今回行われた研究は、最新のゲノムシーケンシングと解析の技術をこの分野に導入したもので、また双子で多発性硬化症患者の女性のゲノム塩基配列を初めて公表している。

双生児の1組については全塩基配列が解読され、この組を含む3組について、CD4+リンパ球のmRNAトランスクリプトームおよびエピゲノム配列が決定された。

意外にも、双生児の一方が発症し、他方が発症しないことの説明となる遺伝的、エピゲノム的違い、あるいはトランスクリプトームの差異は見いだされなかった。

このデータを詳しく検討したeQTL(発現量的形質遺伝子座)マッピングからは、双生児間の興味深い違いが明らかになり、これはさらに詳細な解析を行うのに値する。

また、多発性硬化症の発症について考えられる原因のいくつかは除外することができた。

今後は、ほかの細胞型やエピジェネティックな修飾の研究が集中的に行われるだろう(Letter p.1351, News p.1259, www.nature.com/podcast)。

Letters to Nature p.1351


まずは、“逆らう事が可能な運命”と“逆らえない運命”を峻別するところから、はじめなくてはならないみたいだね。

50メートル走の“速さ”は“逆らえない運命”らしいが、跳び箱の飛べる段数は“逆らう事が可能な運命”らしい。そんなところからね。


ポッポ鳩山さん、かなり旗色が悪くなってきたけど、今ならまだ、一般庶民なんぞ、所詮、雰囲気で流されるんだから、一発、爆弾を炸裂させれば、簡単だよ!!

そして、鳩山さんは、石鹸で手を洗う・・・・・ぞと。

以下、オマケ。

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。

メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」

と尋ねた。 すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」

と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」

と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」

と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」

と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって過ごすんだ。
どうだい。すばらしいだろう」

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Comments

最後の話、響きましたね…きっとその漁師は石鹸で手を洗わなくて平気な生活なんだろうなぁ。
シャワー浴びて様々な汚れを洗い流し、清まるような気分になることがありますが、それに近い精神的作用が石鹸手洗いにあるんですね。
無駄なあがきはせずに老化を受け入れ、難しく考えず食べる分を稼いで消費し、楽しく飲んで笑う…それでいいと思う自分と、煩悩の塊な自分もいるわけで。

Posted by: RISKY9 | May 10, 2010 at 07:45 PM

【煩悩の塊な自分】ってのは、、、、あぁ、アレかぁ。
俺も、GT-Rが欲しくて欲しくて、買いました。車馬鹿ってヤツ。かなり散財してる。馬鹿って言うくらいだから、最近、ちょっと、支払いが金銭的にキツくて後悔が始まってます。

煩悩ってのは、、、、苦しむんだよねぇ。。。わかっちゃいるけど、、、、まだまだ、修行がたりません。

Posted by: マリンパ | May 10, 2010 at 08:39 PM

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