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聖骸布血盟

20060116_01昨日、ご近所の図書館から女房に電話があった。
何かと思ったら、読みたい本を注文していたそうで、そそくさと借りに出かけて行った。

借りてきたのが『聖骸布血盟 上巻 下巻』だ。人気があるそうで、借り手が詰まっているので2週間しか借りられないらしい。
その為、昨晩からせっせと読んでいる。

はやく、俺にもまわして欲しいなぁ!!!
でも、どう考えても、上巻を読んで時間切れっぽい。結局、下巻は自分で買う羽目になるのかっ??
 
 
ところで、“聖骸布”でネット検索するとワラワラ出て来るのが「本物なのか?」というサイトだ。聖骸布の切れっ端をC14炭素測定法で年代を暴いたり(もっとも、火事などで修復を受けていない部分は、紀元前3000年から1300年頃らしい)して、「ほら、インチキでしょ」とか。

宗教に関する限り、事実確認は全くナンセンスだと言って良い。だって、信じていればそれだけで、なんでもOKなわけだからね。信じるか信じないかは、全く個人的な問題だし。


で、この“信じる or 信じない”を「信じるものは救われる」って言葉で表す事があるけれど、でも、あれって「なんか、ちょっと違う」って感じる。

そもそも“信じている”って状態は、“救われたいから信じたい”みたいな気持ちはサラサラ無いわけで、「私、信じたから救われたのね」って感情は絶対ありえないと思うのだ。
信じている当人は、信じたからどうなるなんてことは最初から考えてない訳で、「私、信じたから救われたのね」って感じる瞬間の存在は有り得ないと。そんな事を考えるのは、信じていない人が、その当人を第三者の目から見て評価する場合にのみ、生じる感情だからだ。「あの人は、信じたが為に“救われた”よねぇ」って具合に。

最近、娘とお友達になった子のお母さんが偶然クリスチャンだったので、女房は不躾にもいろいろと聞いてるらしい。「キリストって復活したの?」って聞いた時も「当然!」と言われたそうだ。

クリスチャンにとって、“キリストの復活”は“地球が回っている”のと同じレベルで当たり前の感覚で、逆に、『地球が回っている事を信じますか?』って尋ねられたように感じたのだろう。クリスチャンじゃない(宗教心のない)人には理解できない感覚だと思った訳だ。

だから、「信じるものは救われる」って言葉を宗教を信じる気持ちを表す場合に使用する事には違和感を感じる事になったのだ。
 
 
 
さて、この『聖骸布血盟』、私のような無宗教の人間にも面白いのだろうか?

クリスチャンに「聖骸布はインチキだよ」って言っても、「それで?」と切り替えされてお終いになるのと違って、私には聖骸布の真偽など超越しなくちゃならないステップが、一つ多い訳だからね。まぁ、もともと英語の翻訳ものだから、いつものように、スッキリしない部分もあるのだろうけど。

今年の5月過ぎ(だったか?)に映画『ダヴィンチ・コード』が公開される。写真も充実している“愛蔵版”をもう一度、読み返すとともに、イエス関連の本も読んどこうって、女房は考えているらしい。

その考えには、私も賛成だ!!


p.s.最近、翻訳モノを読む時につくづく感じるのだが、、、、。
例えば「アドニスのような・・・」との表現があった場合、ギリシャ神話でアドニスと言ったら、フアロディーテをも虜にする“絶世の美男子”なわけだが、それって、西欧人なら説明なしにわかるのか?って事だ。
まぁ、ギリシャ神話ならほとんどの西欧人が知っているのかも知れないが、「マクベス夫人のような気持ちで・・・・」などと表現されると、それは、シェークスピアを知らなきゃ解らない訳で・・・・。

シェークスピアの文学(あれを文学って言っていいのか、舞台の台本っていっていいのか、私にはわからないが)は、日本では“教養”の部類だ。「マクベス夫人のような気持ちで・・・・」と書いたって、知らない人には伝わらない。

知ってから目に付くようになったのだが、洋書と言われるジャンルには、チョコっチョコっと、そんな表現がちりばめられている。西欧人は、みんなが理解できているとすれば、非常に“教養もある”って事になるのだが、果たして・・・・・。

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