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August 31, 2005

ヒョードル vs ミルコ戦

総選挙が公示された昨日は、ヒョードルとミルコ戦で興奮しまくった後、テレビはニュースを流しっぱなしにしていた。

たまたま、テレビから流れてきた言葉に耳を止めた。
『政治家が国を憂い真剣になっている時、我々国民は“おらが街の利益”を優先してくれる立候補者に一票を入れる”なんて安易な事するのはいかがなものか?国民がもっと“真剣”になるにはどうしたら良いのか』というものだ。

コメンテーターの元東大総長の何某氏の言葉は全く記憶に残っていないが、こんな時こそ、マスコミは全国民が“主人公”となる“心理劇”を演出してほしいなぁと、しみじみ思った。

心理劇は、20世紀はじめ、モレノ(Moreno,J.L.)が考案したとされる集団精神療法である。精神科医の彼はアメリカでは心理劇の為の劇場を備えた病院を作っている。古くはアリストテレスが“ギリシャ悲劇を観客が好むのは、悲劇をみることで自分の心が浄化されるからだ”とギリシャ悲劇の中にカタルシス効果がある事を指摘しているが、実際の治療法にまで発展させたのはモレノだと言われている。

“おらが街の利益”といううっぷんを晴らして“日本の利益”から見られる目を開かせるには、説教じみたエライ人の言葉じゃ駄目なのだ。


私自身もそうなのだが、親父が死んで、自分が親(父親)になりはじめて親父の立場でモノを考えられるようになった。みんなそうだと思う。モレノの心理劇は、患者が劇の主人公になって演じるところに特徴がある。人生においては自分は主人公だけど、テレビの前にすわっている国民を主人公にする方法は、シロウトの私には解らない。プロのマスコミに仕切ってもらうしかない所以である。


例えば、父親への抑圧された葛藤を開放してカタルシスに導く為、監督は父親役に指示して『ゆっくり話を聞こうじゃないか』と言わせ、共演している補助治療者に『僕はまえから言いたかった』と言わせ、主人公の防衛や抵抗を緩め、自発性を導くように援助する。
次に、監督は洞察に導く為、今まで父親の無理解を責めていた主人公に今度は父親役を命ずる。父親役になって今度は子供から責められるという訳である。こうすることで、主人公は、父親の立場で物事を考えるようになり、自分自身を深く理解し、洞察が得られると。

日本の舵を取る立場に自分を置いたら・・・・なんて私には想像出来ないが、近年希に見る“国民の注目度”が高い選挙らしい。

こんな時こそ、マスコミは、総選挙は一般選挙(地方選挙)とは違うんだという事を“肌”で感じさせ、魂に訴えかける(こりゃ大袈裟か?)演出をして欲しいもんである。
(こんなこというと、逆にマスコミは大衆を“扇動”する力が有るんだから、やっちゃイカンという意見もあるんだろうけど・・・。)

話は元に戻り、昨日のプライド。シウバがヒカルド・アローナに負けた!!アローナ、強いぜ!!!って興奮してたら、そのアローナをマウリシオ・ショーグンが簡単にやっつけた!!!
http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20050829-010&e=k1_pride

いつ見ても、プライドの試合は、アドレナリンが出っ放しで興奮する。時代は変わるのである。新しい“力”が台頭し、また、みんなもそれを待っているのである。もしかしたら、総選挙公示日に合わせて、国民を奮い立たせるマスコミの策略だったのか??

私の利用するローカル線駅の改札口では、ハンドマイク片手に小さい声で『小泉独裁政治を赦さないぞぉ~』なんて、しょぼいオヤジがボソボソと喋っていた。どっちでもいいけど、やるなら大声で叫べ!!

プライドの選手の“真剣さ”でも見て奮い立って欲しいもんである。

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